森山眞弓の発言 (文教委員会)
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○国務大臣(森山眞弓君) 百二十年間、先輩方が粒々辛苦の上で築き上げられました日本の教育、これは大変大きな成果を上げてきたと思います。
明治の初めに、これから世界の中で追いついていくためには国民全体のレベルを上げなければいけない、そういう基本的な考え方に立って国民の知識、情報、教育のレベルを一斉に全体として上げるためにはどうしたらいいかということでいろいろな努力が重ねられてまいったと思います。それが今日、世界の中でも諸外国からうらやましがられるような立派な教育制度となって、そしてその目的を相当程度果たし、日本の国がいろいろな苦しい目に遭いながら、それを何とか克服して今日また発展することができたというのは国民の資質が全体として非常によかったからだということが一つの大きな理由だと思われますので、教育の成果が大きな力となって今日の日本があるということは多くの方がお認めになるところだろうと思います。
しかし、今日は、百二十年前の日本と現在の日本では大変立場が変わっておりますし、国民生活の内容もレベルも大変変わってまいりました。ですから、世界の中で日本がどのようにして生きていくか、また多くの国から尊敬を受けつつそれぞれの立場で国際的に認められ、かつ貢献していくというようなことが必要だといたしますと、そのために教育は従来のままでは適当ではない。もちろん、最低の基準というものはあるわけですから、それを国民に最低の基準をクリアしてもらうということは重要ですけれども、それと並んで一人一人の個性を尊重し、それぞれの特色を生かしつつ多様な活動ができる、一人一人が充実した人生を送りつつ社会にも貢献できるというような姿が望ましいのではないかというふうに私は考えております。