村沢牧の発言 (本会議)
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○村沢牧君 平成五年度一般会計予算外二件両院協議会の経過及び結果について御報告申し上げます。
本院協議委員は、先ほどの本会議におきまして議長より指名された後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に私、村沢牧が、副議長に白浜一良君がそれぞれ選任されました。
なお、衆議院におきましては、佐藤信二君が協議委員議長に、石川要三君が副議長に選任されました。
両院協議会の初会の議長はくじにより決定することとなっておりますので、開会に先立ち抽せんを行いました結果、衆議院側協議委員議長の佐藤君が議長に当選されました。
協議会におきましては、衆議院側の小杉隆君から、公共投資の拡充等景気対策に十分配慮しており、特に生活関連分野に重点配分されていること、社会保障関係費が充実強化されており、特に高齢者保健福祉推進十カ年戦略、エイズ対策等きめ細かい配慮がなされていること、政府開発援助予算を一兆円余計上するなど国際貢献の姿勢が強く打ち出されていること、防衛関係費を三十五年度以来の低い伸びに抑えており、特に正面経費については二年連続で減額していること、厳しい財政事情のもと特例公債の発行を回避し財政の節度を堅持したこと等の理由で賛成、次に本院側山本正和君から、不況が一層深刻化しているにもかかわらず景気回復に即効性のある所得税減税が盛り込まれていないこと、生活大国づくりの二年度目の予算であるのに生活関連社会資本整備のための公共事業費の配分比率が相変わらず固定化されていること、国民生活に直接かかわる社会保障関係費など高齢者対策のための予算が不十分なこと、東西冷戦構造の終えん等を受け国際的に軍事費の削減が潮流なのに防衛関係費の抑制が不十分なこと、景気の低迷が長期化するにもかかわらず税制見積もりが甘く過大の見積もりとなっていること等の理由により反対と、それぞれ議決の趣旨の説明が行われました。
次に協議に移りましたところ、本院側協議委員の角田義一君、荒木清寛君、寺崎昭久君、吉岡吉典君、磯村修君から、また、衆議院側協議委員の中川昭一君からそれぞれ種々の発言があり、双方において熱心な意見交換が行われました。
かくて協議終結に当たり、本院側の白浜一良君から、両院協議会として参議院側が指摘した予算三案に反対する理由として掲げた諸事項を除去することによって平成五年度予算が成立できるよう衆議院側に協力を要請する旨の意見が述べられました。また、衆議院側の亀井静香君からは、平成五年度予算は現下の経済情勢及び国民生活への影響を考慮し衆議院側の議決どおり成立することが望ましい旨の意見が述べられました。
結局、意見の一致を見るに至らず、成案が得られませんでした。
以上、御報告申し上げます。(拍手)