村上正邦の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(村上正邦君) 感想などという生易しい状態ではないんです。御承知のように山谷地区というところに玉姫神社というのがあるんですが、この玉姫神社の名前をとって、上野職業安定所の所管に入りますが、玉姫出張所というのが労働省の出先としてございます。ここで山谷地区の方々の日雇い労働者の求人を受け付けているということでございまして、私は労働大臣に就任いたしまして、やはり労働省の最前線の職安の原点はここにあるんじゃないだろうかと思って、かねがね山谷に案内をしてもらいたい、こういうことをお願いしておりまして、その実現が昨日かなったわけであります。
まず第一に、きのうはちょうど月曜日で雨上がりでございまして、出足は悪かったようでございますが、私が現地に到着いたしましたのは六時過ぎでございましたが、とにかくたくさんの三百から四百の方たちがこの職安のシャッターがあくのが今か今かと。この職安の環境も、五階建ての都営住宅の一階を借りているんです。そうした環境の中にあるわけでありますが、そして六時半に、七時でしたか、シャッターがあきますと同時に、もう何とか競争じゃございませんが、シャッターがこのくらい人間が入るぐらいあいできますと、そこを潜って我勝ちにだっと入り込んで一番いい場所をとると申しましょうか、それでも手狭なものですから入り切らない、道路まではみ出ている。
そうした中で、求人状態はどうかといいますと、私が朝行きましたときに、きょうは何人ぐらいの求人だと言ったら、三十人と、こう言うんですね。それから、だんだん受け付けなんかいろいろやっておりまして、六十人から七十人にきのうの求人はなったのでございますけれども、それにいたしましても、三百から四百の人がその日の糧を求めて職を探しているというこういう実情でございまして、やはりこういう状況がいつまでも続くということは深刻な問題だな、このような感想を持つと同時に、環境整備もこれはもう大いにやっていかなきゃならない、まず庁舎が古いそして都営住宅の一階を借りている、こういうところに問題がある、それから業務処理のやり方なども本当に原始的なやり方で処理をしている、こういうことについても問題もあろうか。
いずれにいたしましても、こういうところの改善を最大限の目標に置いて労働省といたしましても努力をしていかなきゃならない。求人をとにかくふやして求職者の要望に、せめてやっぱり四百人来ておれば百人ぐらいの要望を満たしていってあげる努力をやっていかなきゃいかぬなと、それにしてもこの不況下の中では大変なことかな、このように思いました。