桜井新の発言 (建設委員会)

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○桜井委員 ありがとうございました。
 まあそれで安心をしたわけでありますが、実は私も、先ほど冒頭のくだりで申し上げたのですけれども、自分の専門が専門であったので、いろいろヨーロッパや世界じゅう見て回った中で、私はやはりドイツとかあるいはイギリス、そして近年につくられた国としてはニュージーランド、こういうところは、本当に日本がモデルとして大いに国土開発を取り入れるべき思想や現実がたくさんあると思っております。
 そういう意味で、まだまだ地方に幾らでもゆとりがあるわけですから、三大都市圏を初めとしたこの大都市に人を集中させて、そして投資効果の悪い金の使い方をする、今住民一人当たりの投資額からいったらはるかに都市の方に余計使っているんですから、そういったことを考えたときに、もっと投資効果のある、有効に使うようにしなきゃならぬ。
 それから、最近はややもすると、かつての殖産志向から生活志向へという発想の転換は私も同感です。もう十年も前からそのことを言い合ってきたのでありますから私も同感でありますが、しかし、本当に生活開運でない公共事業なんというのがあるんだろうか。私はそんなものはないと思うんです。そして、むしろ、都市よりも地方に、あるいは農山村にもっともっと効率的に金をかけて、そして生活環境を豊かにした中に、教育機関やあるいは企業やいろんなものをやはり移転していくことが一番大切なんだ。
 建設省が中心になって、拠点都市という構想で、全国にそういう生活環境を進めていこうということでやっておる中で、せっかく今日まで四全総というところまで全国総合開発計画を進めてきた、これがせっかくのものが途中で投げ出されるような、予算が足りなくて投げ出されるようなことになったり、あるいはほかと違ってテンポがおくれて、新しくやろうと言い出したことだけがどんどん進んで、ほかのことがおくれているというようなことになったら、それこそちぐはぐなことになって、もっともっと国民生活を混乱させる結果にもなると思います。
 私は、そういう点で、これは大臣というよりは、実はきょうは大蔵省の主計官を呼んでいるのですが、いろいろなことがあるけれども、建設大臣も、大体私が申し上げたような発想で仕事を進めていくということを今お答えをいただいたところでありますが、先ほどの大臣のお答えをいただいた件と、今私が申し上げた、例えば治山とか治水とかあるいは農業問題とかそういったレベルのこと、道路にしても、まだ地方の生活環境が整わないで、どれほどたくさんの市町村長や知事さん方が一緒になって必死の陳情をしているかわからぬわけでありますが、予算を配分する立場で最高の責任を持っておる大蔵省としてどんな考え方をしているのかひとつ聞かせていただきたい、こう思います。

発言情報

speech_id: 112804149X00119931110_054

発言者: 桜井新

speaker_id: 28320

日付: 1993-11-10

院: 衆議院

会議名: 建設委員会