日出英輔の発言 (決算委員会第三分科会)
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○日出政府委員 佐藤先生のリンゴに関します該博なお知識あるいは御意見につきましては、私どもも行政を進める上で大いに参考にさせていただきたいと思っている次第でございます。
今先生いろいろなお話をされましたが、実は、四十六年に自由化された後、これは先生御案内のとおり、通商のルールとしては自由化されたわけでありますが、植物でいえば植物防疫法、動物でいえば検疫法、ともに国際的な条約に基づいて、一定の病害虫が入ってくること、その理由をもって貿易をとめるということは認められているわけでありますけれども、病害虫の防除技術が確立しますとその理由が実はなくなるわけでございます。
お話しのように、アメリカは昭和六十一年ごろからかなり強烈な自由化要求を言い出しまして、私どもが要求しておりました病害虫の防除技術につきましては、データを六十一年ごろから我が方に送ってきております。同時に日本でも、特に先生がお話しになりましたような、日本の生産の半分を占めます青森県あるいは団体の方々が、今のお話のようにワシントン州等に行きまして、現地の状況を調べておるわけでございます。以降、ワシントン州、オレゴン州あるいはニュージーランド等々、県なり団体の方々がかなりの頻度で現地に行っております。
私どももそれなりの情報を実は集めておるわけでございますが、先生のお話のように、日本としますと、「ふじ」「つがる」といったような大変世界に誇る品種をつくり出したことも事実ではございますけれども、何といってもアメリカのリンゴ産業は底力がございます。特に、現在はデリシャス系のもので輸出をしてくるのでありましょうけれども、これは日本人の嗜好からしますといまいちということになりましょうが、いずれは「ふじ」「つがる」の侵食というようなことで対日戦略を固めてくる、こういうことも十分予想されるわけでございます。
私どもも厳しくこれを受けとめまして、具体的に言いますれば園地整備、生産力が落ちてくるということになりますから園地整備、あるいは今政務次官のお話しになりました矮化の栽培の話、それから流通におきますいろいろな貯蔵技術、施設の整備、こういったことを総合的に進めてまいりたいと思っております。その一部は既に昨年、ニュージーランド産のリンゴが入ってくるということで、私ども補正予算でそういったものに一部手をつけ始めております。