日野市朗の発言 (決算委員会第四分科会)

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○日野分科員 きょうから二日間、分科会ということでいろいろ質疑がございますが、御苦労さまでございます。
 私の方からの質疑に入らせていただきます。
 この間、私東京のあるところを歩いておりましたら、川がありまして、それも東京の川でございますからコンクリートでがちがちに固めた川でございます。それもずっと下の方、低いところを流れておりました。おやつと思ったら、カジカの声が聞こえるのでございます。カジカガエルですね。しかし、どうも天然のカジカの声にしてはちょっとボリュームがでかいのですな。これは何事だろうと思ったら、どうもその辺の人たちがカジカの声でも流したらどうだというので、本来カジカなんかいるべくもない川に、拡声機でどうもカジカの声を流しているらしい。これはまあ非常に変わった場所に行き合わせたものだと思って、私もちょっと、思わずにやにや笑ったり、これでいいのかねと思ったりしたものでございます。
 まあ、あそこの川も昔はカジカがいたんでございましょうね、恐らく。そして、カジカがいたが、そのうちにだんだん水質が悪くなってきて、カジカなんかすめない、恐らくぎとぎとの汚れ果てた水が流れていて、それを何とかしなくちゃいかぬということで、下水道の方でいろいろ努力をされて、今のような川にしたんだろうな、こう思います。割と水質はいいので少し水草のようなものが、ちょっとちらほらコンクリートに付着している水草のようなものは見えるんですが、あそこの生態などどうなっているんだろうな、こんな思いもいたしました。
 あんな川から一つの昔を振り返ってみますと、いろいろな日本の排水処理の歴史がいろいろとこっちの脳裏には浮かんでくるわけでございますね。ただ、私考えてみて、あのような川、確かにこれは水質もよくしたであろうし、日本の下水道の歴史はそういう一つの功績を確かにつくったと思います。しかし同時に、カジカだとかなんかがすめるような状況ではこれはなくなってしまっているわけですね。
 こういう下水道の歴史を振り返ってみて、これは現在下水道整備第七次五カ年計画の最中でありまして、もう一年ほどで五カ年計画は終わるはずであります。そうやって見ますと、第八次も想定されているわけでございますが、今までの日本の下水道のあり方というものは一体どうであったろうかということをいろいろ考えないといかぬと思います。これは、いろいろ審議会の方にもお諮りをいただいてこういう五カ年計画を進めておられるわけでございますが、ヨーロッパあたりの下水道を見ますと、これは下水をまとめてどんと海に流してしまえ、または川に流してしまえということで、終末処理などということもやっておりませんで流しているところが多いようであります。それに比べれば、日本の下水道というのはかなりいろいろ考えて立派な仕事を今までやってこられた、こんなふうに思っております。
 それで、ざっと今までどんなことを考えながら下水道をやってこられたか、それからこれからの下水道の使命、役割というものはどんなものであろうかというような点、ひとつお聞かせをいただければと思います。
 その際、一つこれは考慮に入れなければいけないのは、今まで排水ということになれば下水道ということで、もう非常に強力に下水道を進めてこられました。第七次五カ年計画の予算としては十六兆五千億という非常に膨大な金がそこには投下されるわけでありますが、しかし一方では、もっと金目が安く上がる技術革新といいますか、そういったものが幾つか出ているように思います。例えば農業集落排水施設それから合併処理浄化槽、こういった技術革新なども進められているわけでありますから、そういうものとの関連を考えながら、今までの下水道についての基本的な、どういう考え方に基づいて下水道をやってこられたか、これからどうしようとしておられるか、こういうところをひとつ御説明をいただければと思います。

発言情報

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発言者: 日野市朗

speaker_id: 26962

日付: 1994-05-26

院: 衆議院

会議名: 決算委員会第四分科会