畑英次郎の発言 (農林水産委員会)
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○畑国務大臣 ただいま、今回の米をめぐります混乱状態の事柄を踏まえて減反の問題についてのお尋ねを賜ったわけでございます。
今回の米をめぐる混乱につきましては、私の立場におきまして改めて国民各位にもおわびを申し上げなければならない。そういうような中にございまして、私も、消費者の方々あるいは生産者の方々から、そういう事態の中での減反のあるべき姿は基本的にはどういうものですかと、ただいま田中先生御指摘のような意味合いでの御質問が非常に多いわけでございます。
私は、今この時点におきまして、いわゆる減反、転作、これはやはり農家のお立場の一つの経営安定に資する大切な事柄であるという位置づけを一つさせていただいております。
釈迦に説法でございますが、二百七十万ヘクタールというような水田の潜在生産能力のあります面的な面、これが一ヘクタール当たり五トンでございますから、いわゆる国民の皆様方に召し上がっていただきます総量一千万トン、二百七十万ヘクタールをそのまま水田にいたしました場合には、五、七、三十五で三百五十万トンの過剰が生ずる。そういった場合に、米が余るということは米価そのものにも影響を与えるわけでございまして、農家収入にもいい結果は与えない。あるいはまた、地域によってはいわゆる減反の中からの転作、その転作した品目が農家所得にプラスをし、その産物がその地域特産として根づく、そういうような姿も今日までの歩みの中にありましたことも御案内のとおりでございます。
さような意味合いでの我が方の立場からは、かつて経験をいたしましたように、余ることによっての備蓄、これもやっていかなければならない、余り過ぎた場合の財政負担の問題も、言いたくはありませんけれども、現実問題としては横たわっている。そういうもろもろのことを考えながら、ただいま御指摘のございましたように、昨年、やる気のある方、やろうとする意欲をそいではならない、さような意味合いで意向調査を行いまして、十二万ヘクタールの手が挙がったわけでございますので、今回は、大方その線に沿っての減反緩和政策を、関係者の方々との合意というものをベースにして展開をさせていただいている、かように御承知をいただければありがたいと考えるわけでございます。