尾辻秀久の発言 (政治改革に関する特別委員会)

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○尾辻秀久君 そこで、本日二番目にお尋ねしたいと考えておりました、全体の改革の中で今どのあたりにあるのかということは、昨夜の記者会見をお聞きしておりましてとりあえずはわかりました。要するに、改革の第一ラウンドは政治改革で、これは終わった、これから改革の第二ラウンドに当たる経済改革に取り組むんだ、この第二ラウンドの体制を整備するために内閣改造も行うつもりであった、このような記者会見であったと私は理解をいたしました。
 しかし、あの記者会見を聞いておりまして逆にお尋ねしたいことがいろいろあります。ただ、本日はそのために余り時間をとるべきではないと考えておりますので、ちょっと通告から外れますけれども、きのうのきょうでございますので二点だけお尋ねをさせていただきたいと思います。
 一点は、私がまず申し上げたように、政治改革は終わったと言われたという印象を持ったのであります。しかし、厳密に言いますと、四つひっくるめてそう言いますけれども、まだ最初の法律すらも成立はしていないのであります。昨日、我が関根先生が、総理は政治改革が細川内閣最大の使命と言ってきた、法案が国会にかかっているうちは改造しませんねと、言うならばくぎを刺されたのでありますが、総理の御答弁はあいまいでありました。そして、夕べの騒ぎでございます。どうも、総理は関根先生が言われたことをおわかりだったのかなという気がしないでもないんです。
 しかも、この後、参議院の選挙制度はどうなるのか、地方の選挙をどうするのか、また後ほどお聞きしてみたいと思いますが、腐敗防止法をどうするのかというようなことも次々にございます。そして何よりも、仏つくって後どのように魂を入れるかというのが大事なことなんだと思うわけであります。そういう意味で政治改革はむしろやっと緒についたばかりだと言うべきだと思っておるんですが、どうもきのうの記者会見の総理のおっしゃったことの印象がちょっと私はそのように理解できなかったんで、改めて総理の御認識を伺ってみたいと思います。
 それから、二点目に伺います。
 昨夜の記者会見で総理は随分言葉を選ばれました。しかし、それが官房長官の仲がここまでぎくしゃくしているのかなということを逆に露呈してしまったという、これも私の印象であります。どういう意味で当事者と言われたのかもわかりませんが、当事者だからといって総理の記者会見に官房長官がおられないのは、やはり奇妙だなと思いました。こういうことならば、なぜもう率直に官房長官にやめてくれと言われなかったんだろうかというのが私の素朴な疑問であります。
 政治改革の目指すものの一つに、総理のリーダーシップの確立ということがあったはずであります。そういう意味では、ちょっときつい言い方かもしれませんが、政治改革がむしろ後退しているのではないかとさえ思ったのでありますが、この大事な時期に総理のリーダーシップがこんなものでいいんだろうか、大変私は危惧するわけでございますが、内閣改造を断念された今、総理はどのように思っておられるのか。
 以上二点、お尋ねをいたします。

発言情報

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発言者: 尾辻秀久

speaker_id: 28032

日付: 1994-03-03

院: 参議院

会議名: 政治改革に関する特別委員会