関根則之の発言 (政治改革に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○関根則之君 いや、選挙で代表を選ぶための単なる人口の寄せ集めにすぎないというのであれば、飛び地を設けちゃいけないとか何とか、そんなものが出てくるはずがないんですよ。そうじゃないんです。それは昔は、大学の大学区なんという選挙区があって大学の卒業生の中で選挙区をつくって出したり、そういうのが外国には例がありますよ。それからもっと前には、一八三二年の法律改正だと思いますが、その前にはイギリスなんかでも地方団体が投票権というか、国会議員を選出する権限を持っていて、個々の国民が持っていたわけじゃないんですよ。だから、いろいろ歴史的な経緯はございますけれども、それが、投票権とは個人が国会議員を選ぶ権利なのよと、個人に選挙権が付与されたということから、共同体的な要素からの説明を極力排除しようとして、今のような単なる数合わせにすぎない、こういうことが強調されているんです。
私は、しかしそうじゃないと思うんです。確かに選挙権を持っているのは個人個人だ。地方団体が選挙権を持っているわけでも何でもない。しかし、数だけの問題じゃないんです。数だけでいいということで、例えば佐渡島と奄美大島をくっつけてちょうど四十一万二千三十八人になるからこれでいいじゃないかといって選挙区をつくったらどういうことになるんですか。これは、そんな選挙区はやっぱりおかしいんですよ。それが一つの地方団体のような地域共同体にはならないかもしれないけれども、小選挙区のもとにおいては一人の衆議院議員を共有する一つの地域的な広がりで、そこに一種の共同体的なものが存在する、そういう価値を認めなきゃおかしいんじゃないかと私は思うんですよ。
この選挙区の本質論につきましては、味村参考人、審議会ではどんな議論がなされましたか。参考のために教えていただきたいと思います。