関根則之の発言 (政治改革に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○関根則之君 出した基準について今ここですぐに再検討とかなんとかそういうことは言えないと思うから、なんなんですが、素直にひとつ私の話もぜひ、再検討といいますか、考慮の中に入れていただきたいということを申し上げておきたいと思います。
〔委員長退席、理事一井淳治君着席〕
軸を一次式で動かして十三万七千、十三万七千、こう両方へとっておるでしょう、基準点から。基準点四十一万をこういうふうに真ん中に置いて動かしているわけです。それをこっちへ寄せたり大きい方へ寄せるということもできるんです。
例えば、小さい方は小さい幅でも処理ができるんだから十万にする、四十一万から十万減って三十一万にする。大きい方は二十万の枠を与える。そういうやり方をした場合に、例えば最高の一番大きくなるのは東京都で、二十万足すと上限が六十一万になるわけです。そうしますと、最低は、多分もう頭の中にはあると思いますが、二十五万ですよ、二十五万四千。高知の三区ですか。それと六十一万の比は二・四二倍なんです。今皆様方が考えている数値だって、率は二・一六ぐらいですか、そのぐらいの幅になると思うんですよ。それが、今まあ極端ですけれども、六十一万まで認めた場合に、二・四二の中へおさまるんです。それが、基本とするという法律の要請に違反すると思いますか。私はそんなことはないと思うんです。
できるだけそれは一対二の中におさめることがいいけれども、基本とするということを言っているだけであって、もう二つの要請があるんです。行政区画だとか地勢だとか、そういうものも言っているわけです。だから、そういうことを考えて、あと残り二つの法律の要請を満たすためにそういう基準のとり方があるではないかということを申し上げておきます。
人口基準をもとにするのはけしからぬではないかということは、私は言っていませんから。
人口基準というのは大事ですよ。大事だけれども、自分たちで上の幅と下の幅を同じにしておいて、下限は認めるけれども上は認めない、そんなかたくななことを考えることはないじゃないですかということを言っているんです。幅のとり方だって少しずらして、実情に合ったような曲線で物を考えてやるやり方もあるじゃないか。しかも、その場合に、外れるというのは、下限は外れますよ、外れる数がふえてきますよ、今の六つじゃなくてもう少しふえるかもしれない、しかし、いわゆる人口の大きい県の知事さんたちからいっぱい要望意見が出てきているような、行政区を守る、できるだけ行政区を割らないで済む、しかも飛び地をつくらないで、地域の要請を満たして地勢だとか歴史的な沿革だとかそういうものを含めて処理できる、本当にまとまりのあるいい選挙区ができる一つの基準ができるじゃないですか、ということを提案をしておきます。
その具体例で申し上げますと、例えば、飛び地をつくらなければならない三重県の今の一区、四日市の問題。四日市の問題だってそうでしょう、あれ全部、員弁から三重郡を入れたって五十三万ぐらいにしかならないんじゃないですか。そのぐらいにしかならないはずですよ。五十三万。これは全国基準の三分の四はクリアするんです、五十四万ですから。だけれども、なぜだめだといったら、三重県そのものの県の中の中心点からの三分の四の制限にひっかかっちゃうからだめだと。いわゆる否認的に狭く解釈するために、県ごとの平均値というものを使っているんです。
そうじゃなくて、逆に、各県ごとの全国平均の三分の二、三分の四なら、それは一つの基準として置いてもいいですよ。しかし、四十七県の中には大きい県も小さい県もあるんだから、実情が違うんじゃないか。その実情を考慮して、人口の大きい県ではその人口の大きい県の平均値の三分の二から三分の四まで認めますよ、そういうやり方をなぜしないんですか。それこそまさに人口基準だけを優先させようという意図がありありと見えているのじゃないかと私は思うんです。
地域の実情を本当に考慮するというのであれば、大きい県は大きい県なりの平均値をとって、それの三分の二から三分の四にしたらいいんです。そういうことをすれば、四日市の問題だって片がつくんです。ただ、四日市の問題というのは、四日市そのものの問題は片がつくけれども、あとの残りの選挙区の人口がうまくできないという問題がありますから、そういう制約は別途ありますよ。
しかし、四日市、三重県というのは人口が全体としてはそれほど大きな県じゃありませんからできないんだけれども、もっと大きな神奈川県とか愛知県とかそういう大きな県へ行きますと、選挙区の数も多いわけですから、ある特定の選挙区がどうしてもはまり切らないというときには、そこをその県の三分の四まで持っていけば、そこでうまくまとまりがつく。その残りを、例えば埼玉県の場合には残り十三あるわけですから、十三選挙区の中でうまく分ければ片がつくんですよ。そういうやり方が幾らでもできるんですよ。
〔理事一井淳治君退席、委員長着席〕
それをかたくなに全国で制限を設け、また、その県の三分の二、三分の四というものを範囲を狭めるように使っているから、否認的に使っているから、これを容認的に使ったらどうですか。
一つの提言として申し上げておきますので、ひとつ御検討をお願いします。
福島県の浜通りの話なんかもそういう一つの大きな典型的な例だと思いますよ。昔から一つの藩の中で、浜通りというのは歴史的沿革からいったって一体なんですよ。相馬郡と双葉郡ですか、それが一体となって。昔から福島県を三つに分けるときには浜通りと中通りと会津というんですか、そういう形でずっとやってきているんですね。それが、今の人口基準を絶対だと言ってやるものだから、浜通りの一部を中通りとひっつけているんでしょう。あんな無理なことをどうしてやるんですか。それも、多分、福島県の人口基準の三分の四にひっかかるということじゃないかと思うんですよ。そこのところで少し幅を持たせれば幾らでもそういう問題が解決できる、実態に合った選挙区割りができるというふうに私は考えます。
いずれにいたしましても、そういう点をひとつ十分御考慮いただきたい。
この問題は法律に直した上でもう一回、まさに法案審議という形で参議院にも回ってくるわけですから、私は、きょうの議論、これから行われます議論を踏まえて十分また御考慮いただかなければいけないし、いただけるものと思いますけれども、その案を見て議論をしたいと思います。
ぜひ地方の実情に合った選挙区割り、基準の問題は審議会のお話ですけれども、選挙区割りそのものについては、これは提案をするときには政府の判断で御提案なさるわけですから、それについて地域の実情というものをできるだけ尊重するような形で区割りをしていくかどうかについての見解を総理と自治大臣から、一言ずつで結構でございますので、お答えをいただければありがたいと思います。