野別隆俊の発言 (農林水産委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○野別隆俊君 私は、前々期以前のことは、これは最初の出発時点ですから余り申し上げませんが、前期から今期にかけてこの十年間で前期の十分の一に下がっている。そして私は、需要というのは非常にあるんだと。何ではっきりしているかというと、保安林の利用者が非常にふえているということですね。例えば、保健保安林の利用者は急激にふえておりまして、これだけでも二億人を突破しているわけです。延べ人員でいくと、利用者は二億人を突破しでふえている。そして、そこにはレクリェーション基地をどんどんふやしているのであります。新しくこれからまだ利用すべきである。私は健康の上からいっても大いにこれは利用させるべきではないか。
それから、もう少し林野庁が考える場合は、山に国民の関心を持たせると同時に、国民の健康管理という面からいってもこれは重要であります。特に子供の教育についても、私はこれは地方行政委員会でも一回聞いたことがありましたが、私どものときには子供の教科書の中のかなりな部分に山のことが書いてございました。今全国的に見ると、山のことは副読本ではかなり広く出ておりますが、副読本で山村をうんとふやしたって大きな成果は上がっていかないんです。都市の人たちに山の大事さということを普及することが一番大事なんです。それには山にレクリエーションで行かせる。そして空気がいいんです。特に夏山などは冬山の十倍からいい空気が出ているわけであります。だから、山にいれば健康になる。病気になっている人が山で生活すれば健康になる。外国ではこういうことは常に行われているわけであります。こういったことからいっても、こういった保健保安林というものの利用はまだまだ広がっていく、私はこのように考える。
また、国民の皆さんに山のありがたさというものを教えなきゃならぬ。学校教育の中で山がこういう働きをしているよというようなことが行われていたらもう少し成果が上がるんじゃないか。一年間に四十兆円からの国民に公益的な機能を果たしている、空気代だけでも十八兆円ですよ、あなたが飲んでいる水は山があって水が飲めるんですよと、飲める理由をずっと話をしていく。
ここからは文部省にちょっとお尋ねをしたいと思うんですが、学校教育でもう少し山の大事さ、山が人間とどういう関係があるか。鳥がおり、動物がおる。これも全部山が養っているのだ。人間が養っているのじゃないのだ。自然の山に実がなり、山芋があり、そうして動物が生きている、それを人間が今破壊している、こういうことを子供に教えるべきじゃないか。山の実のなる木はみんな里に持ってきて植えているから山の鳥は生活ができないんだ。タヌキが町に来るのもそのとおりじゃないですか。だから、山をよみがえらせるための教育、これはどういう形で副読本などがやられているのか、都市部か全体的か、この辺についてお伺いをしたいと思います。