田中健次の発言 (厚生委員会)
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○田中(健)政府委員 ただいまのお尋ねの件でございます一九八三年、昭和五十八年でございます。今から十一年前に当たりますけれども、一九八三年当時でございますが、その当時はまだエイズのウイルスが発見をされておりませんで、エイズの原因につきましては今日のように明らかではなかったわけでございます。また、日本ではエイズ患者がいまだ報告をされておりませんで、また血液製剤によりましてエイズが伝播するかどうかも不明な状態であったわけでございます。
一九八三年当時はこのような状況のもとにあったわけでございまして、アメリカにおきまして血液製剤の原料の供血者の一人が供血後エイズ様症状を呈したということから、製薬企業が万が一のことを考えまして出荷停止等を行ったものでございまして、これはしかも医療機関に出荷される前の措置でございましたので、当時の厚生省としては公表しなかったものであるというように理解をいたしておるところでございます。
厚生省といたしましては、当時、万が一の危険性を考えまして、製薬企業に対しまして、輸入血液製剤の原料につきましてエイズのハイリスクグループ、当時はこれは男性の同性愛者、それから麻薬常習者等が考えられたわけでございますけれども、そうしたエイズのハイリスクグループから供血されたものでない旨の証明書の添付を指示をいたしますとともに、エイズの実態把握に関する研究班を設置をいたしまして、専門家によります検討を開始をいたしました。そうしたことを行うなど、当時のエイズに関する知見に基づきまして、適切な対応をしていたというふうに考えておる次第でございます。