涌井紀夫の発言 (法務委員会)

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○涌井最高裁判所長官代理者 簡易裁判所の場合、特にこれを利用される東京の場合ですと、都民の方に利用しやすい場所といいますか、そういった場所で、しかも利用しやすいような組織でないといけないということは、委員御指摘のとおりであろうかと思います。
 ただ、従前の簡易裁判所の設置場所等を見ますと、これは必ずしも便利ではございませんで、例えば新宿簡易裁判所という裁判所がございますが、これは都民の常識でいいますと、新宿簡裁というのですから、新宿駅でおりればすぐに行けるんだろうというふうにお考えになるのですが、実はこれは、新宿駅から参りますとなかなか不便なところでございまして、JRを利用していただくことになりますと、市ケ谷の駅からかなりの時間バスに乗っていただかないと新宿簡裁に着けないというふうな場所にございました。都内の十二の簡裁のうちには、幾つかそういう交通面でも不便なところもございました。
 これは、今回新しい東京簡易裁判所ができました霞が関地区というのは、御案内のとおり、地下鉄を中心といたします都内の交通網の中心部になっておりまして、どの地域からでもアクセスは非常に便利にできている地域でございます。しかも、この霞が関地区と申しますのは、簡易裁判所、家庭裁判所だけではございませんで、地方裁判所もございますし、検察庁もある、さらには弁護士会の建物もここに集中しておりまして、いわば東京都内の司法センター、そういうふうな性格を持った地域でございます。したがいまして、新しい簡易裁判所をお訪ねになった都民の方にとりましては、簡裁では用が足りないことがわかりましても、いわばそのほかの組織の、総合的なと申しますか、そういう司法サービスが受けられる、そういうふうな地域にもなっておるわけでございます。
 そういうふうな観点から考えまして、今回の都内の簡裁の集約というのは、これを利用していただく都民の皆さんの側から見ましても、従前より便利になったんじゃないか、こういうふうに考えておるわけでございます。

発言情報

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発言者: 涌井紀夫

speaker_id: 30165

日付: 1994-10-25

院: 衆議院

会議名: 法務委員会