則定衛の発言 (法務委員会)
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○則定政府委員 御指摘のように、法務当局におきましては従来から、関係者の名誉、人権の保護や、現在及び将来の捜査や裁判に対して不当な影響が及ぶことを防止するなどの観点から、原則として起訴されていない事案については関係者の氏名を含め、その捜査結果を公表しないこととしてきておるわけでございます。
他方、いわゆるゼネコン汚職事件につきましては、衆議院予算委員会から、その捜査結果、捜査処理の結果につきましてできるだけ詳細に報告されたいとの御要請がありましたので、国会の国政調査権の行使に対して最大限の御協力をするという観点から、法令の許す範囲内におきまして、可能な限りの報告をさせていただいたものでございます。
ところで、御指摘の件につきましては、ゼネコン汚職事件の捜査の過程で、三井建設からその役員に対し一定の資金が出金されていたことが判明いたしまして、横領の嫌疑が濃厚になったことから、これを立件して捜査の対象とし、処理した事案でありましたことに加えまして、新聞等で相当程度に具体的な形で国会議員にかかわるさまざまの報道がなされ、これに関する検察権の行使に社会的な注目が集まっておりましたため、御指摘の件にも言及することが国会からの御要請の趣旨にも沿い、また関係者の名誉等の観点からも必要であると考えられましたことから、さっき述べましたような捜査、公判への影響の有無等の観点から、説明の範囲、程度についても慎重な検討を加えた上、可能な限度で説明さしていただいたものでございます。