森暢子の発言 (国民生活に関する調査会)
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○森暢子君 ありがとうございました。
高齢者の人と平素から接するということと学校の中に人権教育を入れるということだと思います。
提言二でございますが、高齢者の視点、現場の視点に立ったいろいろな御提言がございました。
私もいろいろ感ずることがあるんですが、電話も今ボタン式でちょっと小さくて、ハイカラな黒い電話がありますと文字が見えなかったりいろいろあるわけです。それからもう一つは、今郵政省が物すごく力を入れております高度情報化社会と申しまして、間もなく二十一世紀にはマルチメディアの時代が来るんだ、そこで在宅医療もその一端を担って、いながらにして初診の段階は受けられるんだとか、または買い物もできる、それからビデオ・オン・ディマンドと申しましてボタンを押せば自分だけの映画を提供してくれるとか、それからテレビ電話、またはどこか行方がわからなくなった老人を見つけることができる装置があるとか、いろいろと今言っております。
しかし、私もいろいろ経験してみましたが、大変操作が複雑なんです。この操作を簡単にしないとお年寄りは使えないと思うんですね。それを言いましたら、その関係の人が、それでも三つは押してください、一つはまず電源を入れてください、それからその次は自分のやりたい、見たいものを一つ、マウスというのがございますね、あれで持っていくのもなかなか難しいんです、それで最後は電源を切ってください。それぐらいなら使えますけれども、このマルチメディア時代の到来も高齢者の人にはこれはなかなか大変なんではないかということも感じております。
それから、NHKの研究所へ行きましたら、最近ニュースを読むアナウンサーが大変早口なんです。もう私どもはそれになれているかもわかりませんが、大変たくさんの数の言葉を吹き込んでいるわけです。それに対してゆっくり話す、最初ゆっくり話して終わりを速く、つまり所要時間は変わらないけれども要点だけはゆっくり話すという研究がなされているようです。
そういうふうなことを考えますと、まだまだこれから高齢者の立場に立った改善というのがいろいろ考えられるのではないかと思うんです。
そして、高齢者用の住宅というのは最近大変いろんなたくさんのことを言われているんですが、そのことについて、高齢化が来るから高齢者用の住宅というのではなくて、それも含んだ住宅設計が最初の段階からなされるようなことの方がいいんではないかと思うんです。
そういうことについての御意見、御提言をお願いします。