涌井紀夫の発言 (法務委員会)
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○最高裁判所長官代理者(涌井紀夫君) まず、私ども裁判所の職員がこういう大変な重大な事件を引き起こしまして、事件の当事者、関係者の方に大変御迷惑をおかけする結果になりましたことをまことに申しわけなく思っております。この場をおかりしまして心からおわび申し上げたいと思います。
事件の概要でございますが、この事件は、裁判所の事務官が支払い命令でありますとかあるいは過料の決定書という裁判関係の書類を、裁判官の印鑑を偽造いたしまして偽造したという、そういう事件でございます。件数自体、委員御指摘のように、合計いたしますと千五百件という膨大な数に上っております。
その内訳を申し上げますと、約一千百件が仮執行宣言付支払命令という、こういう命令書でございます。それから、残りの四百件余りが過料、過ち料でございますが、その決定書でございまして、過料の決定書にはいろいろなものがございます。一番重大なのは、過料に処するという、いわば有罪と申しますか、そういう宣告をした決定、これが二百件余りございます。それから、過料に処さない、不処罰にするというそういう決定が百件余りございまして、それ以外に、一応過料に処するという決定書はつくったんですけれども、当事者には送られないで記録につづられた段階で発見されたというものが百件余りございます。