法務委員会
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会
会議録情報#0
平成六年十一月八日(火曜日)
午前十時開会
—————————————
委員の異動
十月二十八日
辞任 補欠選任
岡 利定君 志村 哲良君
十月三十一日
辞任 補欠選任
糸久八重子君 竹村 泰子君
十一月二日
辞任 補欠選任
竹村 泰子君 糸久八重子君
—————————————
出席者は左のとおり。
委員長 中西 珠子君
理 事
下稲葉耕吉君
糸久八重子君
平野 貞夫君
荒木 清寛君
委 員
斎藤 十朗君
坂野 重信君
志村 哲良君
山本 富雄君
北村 哲男君
深田 肇君
山崎 順子君
翫 正敏君
國弘 正雄君
紀平 悌子君
安恒 良一君
国務大臣
法 務 大 臣 前田 勲男君
政府委員
法務政務次官 角田 義一君
法務大臣官房長 原田 明夫君
法務省民事局長 濱崎 恭生君
法務省刑事局長 則定 衛君
法務省矯正局長 松田 昇君
法務省保護局長 杉原 弘泰君
学省人権擁護
局長 筧 康生君
法務省入国管理
局長 塚田 千裕君
公安調査庁長官 緒方 重威君
最高裁判所長官代理者
最高裁判所事務
総局総務局長 涌井 紀夫君
事務局側
常任委員会専門
員 吉岡 恒男君
説明員
内閣総理大臣官
房男女共同参画
室長 坂東眞理子君
警察庁長官官房
国際部国際第一
課長 井口 憲一君
警察庁生活安全
局銃器対策課長 小野 次郎君
警察庁刑事局捜
査第一課長 南雲 明久君
警察庁交通局交
通指導課長 篠原 渉君
労働省職業安定
局業務調整課長 井原 勝介君
自治省行政局選
挙部管理課長 山本信一郎君
—————————————
本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○検察及び裁判の運営等に関する調査
(検察官及び裁判所事務官の不祥事に関する件
)
(入国警備官の暴行問題に関する件)
(婚姻制度に関する民法改正要綱試案に関する
件)
(公安調査庁の機能拡充に関する件)
(死刑廃止問題に関する件)
(監獄法の改正に関する件)
(外国人登録原票の保存に関する件)
(外国人犯罪に関する件)
(部落差別問題に関する件)
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この発言だけを見る →午前十時開会
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委員の異動
十月二十八日
辞任 補欠選任
岡 利定君 志村 哲良君
十月三十一日
辞任 補欠選任
糸久八重子君 竹村 泰子君
十一月二日
辞任 補欠選任
竹村 泰子君 糸久八重子君
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出席者は左のとおり。
委員長 中西 珠子君
理 事
下稲葉耕吉君
糸久八重子君
平野 貞夫君
荒木 清寛君
委 員
斎藤 十朗君
坂野 重信君
志村 哲良君
山本 富雄君
北村 哲男君
深田 肇君
山崎 順子君
翫 正敏君
國弘 正雄君
紀平 悌子君
安恒 良一君
国務大臣
法 務 大 臣 前田 勲男君
政府委員
法務政務次官 角田 義一君
法務大臣官房長 原田 明夫君
法務省民事局長 濱崎 恭生君
法務省刑事局長 則定 衛君
法務省矯正局長 松田 昇君
法務省保護局長 杉原 弘泰君
学省人権擁護
局長 筧 康生君
法務省入国管理
局長 塚田 千裕君
公安調査庁長官 緒方 重威君
最高裁判所長官代理者
最高裁判所事務
総局総務局長 涌井 紀夫君
事務局側
常任委員会専門
員 吉岡 恒男君
説明員
内閣総理大臣官
房男女共同参画
室長 坂東眞理子君
警察庁長官官房
国際部国際第一
課長 井口 憲一君
警察庁生活安全
局銃器対策課長 小野 次郎君
警察庁刑事局捜
査第一課長 南雲 明久君
警察庁交通局交
通指導課長 篠原 渉君
労働省職業安定
局業務調整課長 井原 勝介君
自治省行政局選
挙部管理課長 山本信一郎君
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本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件
○検察及び裁判の運営等に関する調査
(検察官及び裁判所事務官の不祥事に関する件
)
(入国警備官の暴行問題に関する件)
(婚姻制度に関する民法改正要綱試案に関する
件)
(公安調査庁の機能拡充に関する件)
(死刑廃止問題に関する件)
(監獄法の改正に関する件)
(外国人登録原票の保存に関する件)
(外国人犯罪に関する件)
(部落差別問題に関する件)
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中
中西珠子#1
○委員長(中西珠子君) ただいまから法務委員会を開会いたします。
まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十月二十八日、岡利定君が委員を辞任され、その補欠として志村哲良君が選任されました。
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この発言だけを見る →まず、委員の異動について御報告いたします。
去る十月二十八日、岡利定君が委員を辞任され、その補欠として志村哲良君が選任されました。
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中
中西珠子#2
○委員長(中西珠子君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
この発言だけを見る →委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
中
中
下
下稲葉耕吉#5
○下稲葉耕吉君 きょうは検察官の問題についてまずお伺いいたしたいと思います。
最近の報道によりますと、あってはならないことでございますけれども、検察官の暴行事件等がいろいろ報道されているわけでございます。参考人二名に対して平手打ちするなどの暴行を加えたいわゆる金沢事件、あるいはまた、これも参考人に対しまして暴行を加えた増田事件、あるいはこれは被疑者でございますが、暴行を加えました新穂事件等々、検察官の取り調べの過程における、いわゆる職務上、職務の過程における暴行事件ということでございまして、本来そういうふうなことがあってはならないわけでございますし、加えて検察は社会正義実現の最後のとりでと申しますか、そういうふうな人たちがこういうふうな行為に出られるということは、我々としても非常に心外であり遺憾であり、残念なことでございます。
以上は職務上のことでございますが、その他いろいろマスコミに報道されている事件がございます。不動産会社の社長が購入いたしましたゴルフの会員権を名義がえして使用していたというふうな事件でございますとか、あるいはある地検の次席検事が公舎に取材に来た女性の記者に対しましていかがわしい行為に出たとか、あるいはまた高検の検事さんが、これは愛きょうと言えば愛きょうと言えるかもしれませんが、お酒に何か麻酔薬みたいなものを、睡眠薬みたいなものを入れてピンサロみたいなところで飲まされてお金を奪われた事件とか、これは被害者の方でございますけれども、そういうふうな事件が起きているわけでございます。
特に、私、注目しなければならないのは、職務上、取り調べの過程において、被疑者、参考人を問わず、暴行があったという事実でございます。これにつきましては、検察庁、法務省といたされましても厳重に処罰され、あるいはまた民事事件等につきましては和解等の手続をとっておられまして、加えて法務大臣あるいは検事総長以下、いろいろそういうふうなことの起きないようなことのために苦労しておられる状況もよくわかるわけでございます。
そこで、まずお伺いいたしますけれども、こういうふうな事件の起きる原因はどの辺にあるだろうかというふうなことにつきまして法務省がどういうふうに御認識なさっているか、お伺いいたしたいと思うのでございます。
この発言だけを見る →最近の報道によりますと、あってはならないことでございますけれども、検察官の暴行事件等がいろいろ報道されているわけでございます。参考人二名に対して平手打ちするなどの暴行を加えたいわゆる金沢事件、あるいはまた、これも参考人に対しまして暴行を加えた増田事件、あるいはこれは被疑者でございますが、暴行を加えました新穂事件等々、検察官の取り調べの過程における、いわゆる職務上、職務の過程における暴行事件ということでございまして、本来そういうふうなことがあってはならないわけでございますし、加えて検察は社会正義実現の最後のとりでと申しますか、そういうふうな人たちがこういうふうな行為に出られるということは、我々としても非常に心外であり遺憾であり、残念なことでございます。
以上は職務上のことでございますが、その他いろいろマスコミに報道されている事件がございます。不動産会社の社長が購入いたしましたゴルフの会員権を名義がえして使用していたというふうな事件でございますとか、あるいはある地検の次席検事が公舎に取材に来た女性の記者に対しましていかがわしい行為に出たとか、あるいはまた高検の検事さんが、これは愛きょうと言えば愛きょうと言えるかもしれませんが、お酒に何か麻酔薬みたいなものを、睡眠薬みたいなものを入れてピンサロみたいなところで飲まされてお金を奪われた事件とか、これは被害者の方でございますけれども、そういうふうな事件が起きているわけでございます。
特に、私、注目しなければならないのは、職務上、取り調べの過程において、被疑者、参考人を問わず、暴行があったという事実でございます。これにつきましては、検察庁、法務省といたされましても厳重に処罰され、あるいはまた民事事件等につきましては和解等の手続をとっておられまして、加えて法務大臣あるいは検事総長以下、いろいろそういうふうなことの起きないようなことのために苦労しておられる状況もよくわかるわけでございます。
そこで、まずお伺いいたしますけれども、こういうふうな事件の起きる原因はどの辺にあるだろうかというふうなことにつきまして法務省がどういうふうに御認識なさっているか、お伺いいたしたいと思うのでございます。
則
則定衛#6
○政府委員(則定衛君) ただいま委員から御指摘を受けましたように、最近、捜査、特に事件関係者の取り調べの過程におきまして、相手方に対しまして検事が暴行を加えるという事件が相次ぎましたことにつきまして、私ども大変遺憾に思いますし、申しわけないことであると思っております。
この原因につきましてどのように考えるかというお尋ねでございますけれども、本来、これまた御指摘のように、検察官が捜査の必要工事件関係者を取り調べる場合には、相手方の人権並びにその手続の適正を考えながら遂行しなければならないという職員を負っているわけでございまして、そのような立場にありながら今回のような事件が起こったことについて、組織としてそういう、何といいましょうか、体質があるというふうな考え方ではございません。
ただ、それぞれの検事が置かれた中でできるだけ関係者から真実の供述を得ようという努力の過程ではございますけれども、いやしくも事件関係者に暴力を加えるということはあってはならないことでございまして、それらの緊迫した場でそのような行為に及んだ各検察官の資質といいましょうか、人格と申しましょうか、平常心を持って事に当たるという忍耐力といいましょうか、こういった点についていささか欠けるという資質の面が多分にあったのではないかというふうに考えておるわけでございます。
しかしながら、そのような事件が相次いだという点につきましては、やはり検察としていろんな面で再発防止のために取り組んでいく必要があろう、こう思っておるわけでございます。
とりあえず、一応そのように答弁させていただきたいと思います。
この発言だけを見る →この原因につきましてどのように考えるかというお尋ねでございますけれども、本来、これまた御指摘のように、検察官が捜査の必要工事件関係者を取り調べる場合には、相手方の人権並びにその手続の適正を考えながら遂行しなければならないという職員を負っているわけでございまして、そのような立場にありながら今回のような事件が起こったことについて、組織としてそういう、何といいましょうか、体質があるというふうな考え方ではございません。
ただ、それぞれの検事が置かれた中でできるだけ関係者から真実の供述を得ようという努力の過程ではございますけれども、いやしくも事件関係者に暴力を加えるということはあってはならないことでございまして、それらの緊迫した場でそのような行為に及んだ各検察官の資質といいましょうか、人格と申しましょうか、平常心を持って事に当たるという忍耐力といいましょうか、こういった点についていささか欠けるという資質の面が多分にあったのではないかというふうに考えておるわけでございます。
しかしながら、そのような事件が相次いだという点につきましては、やはり検察としていろんな面で再発防止のために取り組んでいく必要があろう、こう思っておるわけでございます。
とりあえず、一応そのように答弁させていただきたいと思います。
下
下稲葉耕吉#7
○下稲葉耕吉君 個々の資質の問題という御説明もございましたが、もちろんそういうふうな問題もあるだろうと思います。それと同時に、やはり事件が難しければ難しいほど調べの過程で、真実を引き出そうという真摯な努力と、片やこちらはそれを防衛と言っちゃ言葉は悪いですけれども、その辺の闘いといいますか、厳しいものがあるだろうと、これはわかるんです。そして、社会的な評価を帯びている事件になればなるほど検察としても何とか格好をつけなくちゃならないというふうなお気持ちも十分わかるんです。
検察官自身がやはりそういうふうなことで、真相解明といいますか、できれば被疑者から供述を引き出して事件を固めたいという気持ちもわかるんですが、そういうふうなことによってその検事さんがいろんな評価をされて、そして非常に軌道に乗ったルートに乗っかるというふうな、何といいますか、そういうふうなことのために相当無理をして、せっかくチャンスを与えられたんだから何とかやろうというふうな、そういうふうな気持ちも多分に働いたんじゃないかなというふうな感じもしないでもないんですが、その点についてはいかがでございますか。
この発言だけを見る →検察官自身がやはりそういうふうなことで、真相解明といいますか、できれば被疑者から供述を引き出して事件を固めたいという気持ちもわかるんですが、そういうふうなことによってその検事さんがいろんな評価をされて、そして非常に軌道に乗ったルートに乗っかるというふうな、何といいますか、そういうふうなことのために相当無理をして、せっかくチャンスを与えられたんだから何とかやろうというふうな、そういうふうな気持ちも多分に働いたんじゃないかなというふうな感じもしないでもないんですが、その点についてはいかがでございますか。
則
則定衛#8
○政府委員(則定衛君) 大変難しい御質問でございますけれども、やはり検察官といたしましては、世間の注目する事件で功績を上げたいという気持ちがあることは率直に言って間違いないと思います。また、そういう気持ちがあるからこそ困難な事件の解明に日夜立ち向かっていってくれているんであろうと思うわけでございます。
その場合に、俗な言葉で言いますと、功名心にはやって、つい常軌を逸した行動に出るおそれがあるのではなかろうかということでございますけれども、今般の事件が物語っておりますように、一たん有形力の行使、暴力が加えられたという場合には、検察自体が大変大きなダメージを受けることは明らかでございまして、これは法律家としての検察官、若手検事を含みます検察官としてはよく認識していることであろうかと思っております。
したがいまして、そういう限界を心得つつ熱意を持って相手方に当たる、こういうことで日常処しているものと思っておりまして、いわば真実解明に向かう熱意は必要ではありますけれども、それが行き過ぎてこのような暴力行為に及ぶようなことが一般的にあるとは考えてはおらないわけでございます。
この発言だけを見る →その場合に、俗な言葉で言いますと、功名心にはやって、つい常軌を逸した行動に出るおそれがあるのではなかろうかということでございますけれども、今般の事件が物語っておりますように、一たん有形力の行使、暴力が加えられたという場合には、検察自体が大変大きなダメージを受けることは明らかでございまして、これは法律家としての検察官、若手検事を含みます検察官としてはよく認識していることであろうかと思っております。
したがいまして、そういう限界を心得つつ熱意を持って相手方に当たる、こういうことで日常処しているものと思っておりまして、いわば真実解明に向かう熱意は必要ではありますけれども、それが行き過ぎてこのような暴力行為に及ぶようなことが一般的にあるとは考えてはおらないわけでございます。
下
下稲葉耕吉#9
○下稲葉耕吉君 法務・検察といたしまして、このような不祥事の再発防止のために抜本的な対策をおとりだろうと思うのでございますが、その辺についてお伺いいたしたいと思います。
この発言だけを見る →則
則定衛#10
○政府委員(則定衛君) やはり体制として再発防止のために万全の措置を講ずる、こういう覚悟でございます。そのためには、検事の採用の過程から、指導教育、監督、それから個々の取り調べという検察権の発動の具体的な場に至るまで指揮監督を徹底する、こういうことになろうかと思うわけでございます。
採用の面につきましては、従来からも適性のある検察官をということで、司法研修所及び各実務修習庁でそれぞれの担当指導官がチェックをして、本省人事課でそれを集約して、また個別に面接も行いまして採用の有無を決定しておるわけでございますけれども、今後一層細心注意して人物考査といいましょうか、この点について官房当局と調整しながら実施してまいりたい、こう思っておるわけでございます。
さらに、指導面におきましては、特に若手検事の段階におきましてそういう適正手続の確保及び事件関係者の人権確保、こういった感覚を一層高める必要があろうかと考えておるわけでございまして、そのために来年度から、新しく採用された検事を東京に集中いたしまして、これを二カ月ないし三カ月の間、いわば集合実務教育と、それからいわば一般教養的な場面における教養訓練というものを相兼ねた新任検事教育というものを抜本的に改めた形で採用してまいりたいと思っておるわけでございます。
さらにまた、個々の検察権運用の場に関しましては、これまで何回かにわたりまして、かつまたいわゆる検事正、次席あるいは係検事、そういった各種のレベルの検事の会合等におきまして、私ども法務当局あるいは大臣みずからいろいろと訓示、指示を行いましたし、さらにまたこれを受けて検事総長以下各級検察庁で、それぞれのレベルの検察官の会議で再発防止のための協議等をとり行っておるわけでございます。
このようなことを徹底いたしまして、二度とこのような不祥事が起こらないように細心の注意を働かせてまいりたいと考えておるわけでございます。
この発言だけを見る →採用の面につきましては、従来からも適性のある検察官をということで、司法研修所及び各実務修習庁でそれぞれの担当指導官がチェックをして、本省人事課でそれを集約して、また個別に面接も行いまして採用の有無を決定しておるわけでございますけれども、今後一層細心注意して人物考査といいましょうか、この点について官房当局と調整しながら実施してまいりたい、こう思っておるわけでございます。
さらに、指導面におきましては、特に若手検事の段階におきましてそういう適正手続の確保及び事件関係者の人権確保、こういった感覚を一層高める必要があろうかと考えておるわけでございまして、そのために来年度から、新しく採用された検事を東京に集中いたしまして、これを二カ月ないし三カ月の間、いわば集合実務教育と、それからいわば一般教養的な場面における教養訓練というものを相兼ねた新任検事教育というものを抜本的に改めた形で採用してまいりたいと思っておるわけでございます。
さらにまた、個々の検察権運用の場に関しましては、これまで何回かにわたりまして、かつまたいわゆる検事正、次席あるいは係検事、そういった各種のレベルの検事の会合等におきまして、私ども法務当局あるいは大臣みずからいろいろと訓示、指示を行いましたし、さらにまたこれを受けて検事総長以下各級検察庁で、それぞれのレベルの検察官の会議で再発防止のための協議等をとり行っておるわけでございます。
このようなことを徹底いたしまして、二度とこのような不祥事が起こらないように細心の注意を働かせてまいりたいと考えておるわけでございます。
下
下稲葉耕吉#11
○下稲葉耕吉君 報道によりますと、先般、法務大臣が検事総長をお呼びになりまして御注意なさったというふうに伺っているわけでございますが、大臣のこの種の問題につきましての御所見と申しますか、お伺いいたしたいと思います。
この発言だけを見る →前
前田勲男#12
○国務大臣(前田勲男君) ただいま下稲葉委員から検察の引き続く不祥事について御指摘があったわけでございますが、検察官という使命は、まさに人の非違を問い、また職務上は一般の人以上に高度な道義というものが律せられる立場の職を持った人でございまして、これらの検察官が連続して不祥事を起こすということに大変深刻な気持ちを持っておるわけでございます。特に、検察官が取り調べ中の参考人に対して暴行を加えるという、まさに検察官として自覚を欠いた不祥事が相次いでいる、大変残念なことで、まことに遺憾の限りでございます。
こうした事態を厳粛に受けとめまして、ただいま先生から検事総長に対しても注意をしたというお話がございましたが、十月五日の日に検事総長を呼びまして不祥事の再発防止のために注意をいたしたわけでございますが、検察におきましては再発防止のために、ただいま刑事局長がるる申し上げましたが、万全の努力をし、また真剣な努力をするものと考えておるところでございまして、なお私も検事会同等々におきまして訓示その他でさらにその徹底を図っておるところでございまして、検察の信頼回復のために、また向上のために努力を続けてまいりたい、かような決意でおるところでございます。
この発言だけを見る →こうした事態を厳粛に受けとめまして、ただいま先生から検事総長に対しても注意をしたというお話がございましたが、十月五日の日に検事総長を呼びまして不祥事の再発防止のために注意をいたしたわけでございますが、検察におきましては再発防止のために、ただいま刑事局長がるる申し上げましたが、万全の努力をし、また真剣な努力をするものと考えておるところでございまして、なお私も検事会同等々におきまして訓示その他でさらにその徹底を図っておるところでございまして、検察の信頼回復のために、また向上のために努力を続けてまいりたい、かような決意でおるところでございます。
下
下稲葉耕吉#13
○下稲葉耕吉君 先ほども申し上げましたけれども、やはり検察官に対する国民の信頼というのは非常に高いし、また期待も大きいわけでございますから、大臣のお話にございましたように、ひとつ十分引き締めていただきまして、このような事案の再発しないようにお願いいたしたいと思います。
次に、最高裁判所に移りたいと思いますが、きょうは変な事件ばっかり取り上げまして恐縮でございますけれども、今月の一日の報道によりますと、「ニセ印鑑で裁判書類」、浦和地裁管内の川口簡裁の事務官が裁判書類の偽造、それから行使をしていたと。しかも、件数が大変多いように承っておるわけでございますが、その辺の事実関係につきましてまず御説明いただきたいと思います。
この発言だけを見る →次に、最高裁判所に移りたいと思いますが、きょうは変な事件ばっかり取り上げまして恐縮でございますけれども、今月の一日の報道によりますと、「ニセ印鑑で裁判書類」、浦和地裁管内の川口簡裁の事務官が裁判書類の偽造、それから行使をしていたと。しかも、件数が大変多いように承っておるわけでございますが、その辺の事実関係につきましてまず御説明いただきたいと思います。
涌
涌井紀夫#14
○最高裁判所長官代理者(涌井紀夫君) まず、私ども裁判所の職員がこういう大変な重大な事件を引き起こしまして、事件の当事者、関係者の方に大変御迷惑をおかけする結果になりましたことをまことに申しわけなく思っております。この場をおかりしまして心からおわび申し上げたいと思います。
事件の概要でございますが、この事件は、裁判所の事務官が支払い命令でありますとかあるいは過料の決定書という裁判関係の書類を、裁判官の印鑑を偽造いたしまして偽造したという、そういう事件でございます。件数自体、委員御指摘のように、合計いたしますと千五百件という膨大な数に上っております。
その内訳を申し上げますと、約一千百件が仮執行宣言付支払命令という、こういう命令書でございます。それから、残りの四百件余りが過料、過ち料でございますが、その決定書でございまして、過料の決定書にはいろいろなものがございます。一番重大なのは、過料に処するという、いわば有罪と申しますか、そういう宣告をした決定、これが二百件余りございます。それから、過料に処さない、不処罰にするというそういう決定が百件余りございまして、それ以外に、一応過料に処するという決定書はつくったんですけれども、当事者には送られないで記録につづられた段階で発見されたというものが百件余りございます。
この発言だけを見る →事件の概要でございますが、この事件は、裁判所の事務官が支払い命令でありますとかあるいは過料の決定書という裁判関係の書類を、裁判官の印鑑を偽造いたしまして偽造したという、そういう事件でございます。件数自体、委員御指摘のように、合計いたしますと千五百件という膨大な数に上っております。
その内訳を申し上げますと、約一千百件が仮執行宣言付支払命令という、こういう命令書でございます。それから、残りの四百件余りが過料、過ち料でございますが、その決定書でございまして、過料の決定書にはいろいろなものがございます。一番重大なのは、過料に処するという、いわば有罪と申しますか、そういう宣告をした決定、これが二百件余りございます。それから、過料に処さない、不処罰にするというそういう決定が百件余りございまして、それ以外に、一応過料に処するという決定書はつくったんですけれども、当事者には送られないで記録につづられた段階で発見されたというものが百件余りございます。
下
下稲葉耕吉#15
○下稲葉耕吉君 お話しのように、千五百件ものそういうふうな事案を扱っておる、しかも裁判官でない事務官が過料に処する旨の決定書を偽装しておる、これはもうとんでもないことだと思いますし、大変な問題だというふうに私ども認識いたしております。
三年ちょっとにわたって簡裁に勤務していた職員だというふうに伺っているわけでございますけれども、その間、こういうふうなことがどうしてチェックできなかったのか、その辺についてお伺いいたしたいと思います。
この発言だけを見る →三年ちょっとにわたって簡裁に勤務していた職員だというふうに伺っているわけでございますけれども、その間、こういうふうなことがどうしてチェックできなかったのか、その辺についてお伺いいたしたいと思います。
涌
涌井紀夫#16
○最高裁判所長官代理者(涌井紀夫君) どうも本当に、こういう多数の文書が偽造されますのをなかなか発見できなかったということは、やはり私どもとしては日ごろの執務の指導監督体制に問題があったということを痛感しておりまして、まことに申しわけなく思っておるわけでございます。
どうしてこれが発見できなかったということでございますと、どうも言いわけがましい話になって恐縮でございますが、やはり第一には、我々裁判所の内部の者としまして、内部の職員が裁判官の印鑑を偽造してこういう書類を偽造するというふうな、そういった事態というのは本当に予想もしておらなかったということが第一だろうと思います。
それと、やはり本件で最も件数の多い仮執行宣言付支払命令と申しますのは、御承知かと思いますが、当事者からの申し立てで裁判官がいわば命令の本体であります支払い命令を発行いたしました後で、債務者の方にその命令書を送るわけですが、債務者の方から二週間以内に異議申し立てがありませんと、いわば自動的にと申しますか、仮執行宣言というものをつけるわけでございます。そこのところの書類でございまして、いわば二週間という時間が経過したかどうかという形式的な審査しかしないものですから、法廷で宣告しますような裁判書ですと、その裁判書の作成の過程で裁判官が何度もそれをチェックするという、そういう過程が作業の中に入ってくるわけでございますが、この仮執行宣言付支払命令の場合ですと、何といいますか、形式的に事務官の方でその書類を当事者の方に送ってしまいますと、その後で裁判官がその書類を目にする機会というのがないシステムになっておりますので、やはりその辺に多数の書類が偽造されたのを発見できなかったという理由があったのではないかと思っております。
それと、やはり、この偽造されました印鑑自体が裁判官の印鑑に非常に似た印鑑が使われておりましたので、後で見ましてもなかなかそれが発見できなかったという、そういう事情もあったというように考えております。
この発言だけを見る →どうしてこれが発見できなかったということでございますと、どうも言いわけがましい話になって恐縮でございますが、やはり第一には、我々裁判所の内部の者としまして、内部の職員が裁判官の印鑑を偽造してこういう書類を偽造するというふうな、そういった事態というのは本当に予想もしておらなかったということが第一だろうと思います。
それと、やはり本件で最も件数の多い仮執行宣言付支払命令と申しますのは、御承知かと思いますが、当事者からの申し立てで裁判官がいわば命令の本体であります支払い命令を発行いたしました後で、債務者の方にその命令書を送るわけですが、債務者の方から二週間以内に異議申し立てがありませんと、いわば自動的にと申しますか、仮執行宣言というものをつけるわけでございます。そこのところの書類でございまして、いわば二週間という時間が経過したかどうかという形式的な審査しかしないものですから、法廷で宣告しますような裁判書ですと、その裁判書の作成の過程で裁判官が何度もそれをチェックするという、そういう過程が作業の中に入ってくるわけでございますが、この仮執行宣言付支払命令の場合ですと、何といいますか、形式的に事務官の方でその書類を当事者の方に送ってしまいますと、その後で裁判官がその書類を目にする機会というのがないシステムになっておりますので、やはりその辺に多数の書類が偽造されたのを発見できなかったという理由があったのではないかと思っております。
それと、やはり、この偽造されました印鑑自体が裁判官の印鑑に非常に似た印鑑が使われておりましたので、後で見ましてもなかなかそれが発見できなかったという、そういう事情もあったというように考えております。
下
下稲葉耕吉#17
○下稲葉耕吉君 これは釈迦に説法でございますけれども、やはりこの種の事案というものを防止するためには、基本的には私は本人自身の問題だろうと思うんです。しかし、組織的にそういうふうな不正ができないようなやはり、今システムという言葉を使われましたけれども、体制というものをやはり何かお考えになる必要があるんじゃないだろうかと。こういうふうなことでしょうがありませんでしたということでは私は済まないと思うんですね。だから、本人の問題もございますし、組織的な問題もございますし、それからチェックポイントも幾つかやっぱりおつくりになるということもそうでしょうし、たまたま監査みたいな格好で発見されたというふうなことでは、国民に及ぼす影響というのは非常に甚大なものがございますし、そして裁判所に対する不信感というものを増長するんではないかと、このように思います。
いずれこの事件は、今、検察庁の方で身柄を拘束されまして取り調べ中だと承っているわけでございますが、その辺のところが、事案の真相というものが明らかになりますれば、それは私は監督責任も当然出てくると思うんです。そういうふうな意味でひとつ厳しく対処していただきたいと、このように思いますが、いかがでございましょうか。
この発言だけを見る →いずれこの事件は、今、検察庁の方で身柄を拘束されまして取り調べ中だと承っているわけでございますが、その辺のところが、事案の真相というものが明らかになりますれば、それは私は監督責任も当然出てくると思うんです。そういうふうな意味でひとつ厳しく対処していただきたいと、このように思いますが、いかがでございましょうか。
涌
涌井紀夫#18
○最高裁判所長官代理者(涌井紀夫君) 御指摘のように、こういう事件が起こりましたことにつきましては、やはり裁判所の中の執務体制といいますか、監督体制に問題があったということを我々の方でも痛感しております。事件発覚後、直ちに各庁に指示いたしまして、もう一度各簡裁等の執務体制の見直しを命じまして、再発防止のための具体的な工夫を現在やっておるところでございます。
委員御指摘のとおり、やはり一番の問題は、一人の人に仕事を任せないで、その人が仕事をやっていく過程で、いろんな過程でほかの職員なり上司からチェックを受けるといいますか、そういう体制をつくっていく必要があるだろうと思っております。
こういう規模の簡裁の場合ですと、主任書記官というそういう職制の者がおりまして、その主任書記官が執務体制を監督しておるわけでございますので、今後その主任書記官による仕事の監督体制をさらに考えていきたいというふうに思っております。
それからもう一つは、同じ仕事を一人の者に長くやらせておきますと、やはりどうしても気の緩みと申しますか、そういう不正が出てくる土壌にもなってまいりますので、やはりある程度の時間でその仕事をかえるというローテーションのようなことも考えていかないといけないのではないか。
そういう点も含めて、今回の事件につきましては、最高裁の方でも全国の庁に特別の査察を行いましてそういう指導を的確にやっていきたいと、こういうふうに考えております。
この発言だけを見る →委員御指摘のとおり、やはり一番の問題は、一人の人に仕事を任せないで、その人が仕事をやっていく過程で、いろんな過程でほかの職員なり上司からチェックを受けるといいますか、そういう体制をつくっていく必要があるだろうと思っております。
こういう規模の簡裁の場合ですと、主任書記官というそういう職制の者がおりまして、その主任書記官が執務体制を監督しておるわけでございますので、今後その主任書記官による仕事の監督体制をさらに考えていきたいというふうに思っております。
それからもう一つは、同じ仕事を一人の者に長くやらせておきますと、やはりどうしても気の緩みと申しますか、そういう不正が出てくる土壌にもなってまいりますので、やはりある程度の時間でその仕事をかえるというローテーションのようなことも考えていかないといけないのではないか。
そういう点も含めて、今回の事件につきましては、最高裁の方でも全国の庁に特別の査察を行いましてそういう指導を的確にやっていきたいと、こういうふうに考えております。
下
下稲葉耕吉#19
○下稲葉耕吉君 次に、入国管理局長にお伺いいたしたいと思います。
これも先般の報道によりますと、十一月一日の日に東京入国管理局の入国警備官が新宿の歌舞伎町で、摘発いたしました容疑者に対しまし亡暴行を行ったという事案が報道されているわけでございますが、その事実関係につきまして御説明いただきたいと思います。
この発言だけを見る →これも先般の報道によりますと、十一月一日の日に東京入国管理局の入国警備官が新宿の歌舞伎町で、摘発いたしました容疑者に対しまし亡暴行を行ったという事案が報道されているわけでございますが、その事実関係につきまして御説明いただきたいと思います。
塚
塚田千裕#20
○政府委員(塚田千裕君) 十月三十一日から十一月一日未明にかけまして、お話のございました歌舞伎町の飲食店におきまして入管と新宿の警察署が合同で不法残留等の入管法違反者三十七人を摘発いたしました。このうち二十六人を東京入国管理局の第二庁舎と呼んでおる庁舎に任意連行の上、調査を行いました。
その際、問題の容疑者が別人の名を名のるなど供述に矛盾点が見られたため、私どもの職員が当該容疑者の所持品検査を実施いたしました結果、容疑者名義の旅券や顔写真が発見されました。そこで、事実関係をさらに追及しようとしましたところ、容疑者が突然立ち上がり、この写真を口の中に入れて飲み込もうとしたわけでございます。それで、調査に当たっていた職員がこれをやめさせ、写真を取り出そうとしたため、暴れ出した容疑者との間でもみ合いになったわけでございます。職員は指をかまれたり足や腹をけられたという事実はございましたが、一応取り押さえることに成功いたしました。
しかし、一たんは静かになったんでございますが、再び職員につばを吐きかけ職員の腹をけったりしたということがございまして、職員の方も我を忘れて容疑者を殴打したということでございます。
その後、中国人の容疑者が床に頭を数回打ちつけるなどの自傷行為、これは非常に特異な行為なんでございますが、そういう行為があったものでございますから別室に連行したところ、なおも罵声を浴びせたり足や腹部をけるなどの行為があったものでございますから、再び容疑者を数回殴打したという事実がございます。
事実はこのように、抵抗して激しく暴れる容疑者を制圧するために有形力を行使したものではございますが、行き過ぎとの非難を受けるような行為があったことは大変遺憾であり、私といたしましては深くおわび申し上げたいと存じております。二度とこのような事例が発生しないよう対処していくつもりでございます。
この発言だけを見る →その際、問題の容疑者が別人の名を名のるなど供述に矛盾点が見られたため、私どもの職員が当該容疑者の所持品検査を実施いたしました結果、容疑者名義の旅券や顔写真が発見されました。そこで、事実関係をさらに追及しようとしましたところ、容疑者が突然立ち上がり、この写真を口の中に入れて飲み込もうとしたわけでございます。それで、調査に当たっていた職員がこれをやめさせ、写真を取り出そうとしたため、暴れ出した容疑者との間でもみ合いになったわけでございます。職員は指をかまれたり足や腹をけられたという事実はございましたが、一応取り押さえることに成功いたしました。
しかし、一たんは静かになったんでございますが、再び職員につばを吐きかけ職員の腹をけったりしたということがございまして、職員の方も我を忘れて容疑者を殴打したということでございます。
その後、中国人の容疑者が床に頭を数回打ちつけるなどの自傷行為、これは非常に特異な行為なんでございますが、そういう行為があったものでございますから別室に連行したところ、なおも罵声を浴びせたり足や腹部をけるなどの行為があったものでございますから、再び容疑者を数回殴打したという事実がございます。
事実はこのように、抵抗して激しく暴れる容疑者を制圧するために有形力を行使したものではございますが、行き過ぎとの非難を受けるような行為があったことは大変遺憾であり、私といたしましては深くおわび申し上げたいと存じております。二度とこのような事例が発生しないよう対処していくつもりでございます。
下
下稲葉耕吉#21
○下稲葉耕吉君 職務執行の過程で警備官が暴力を振るったということは、これはもう絶対よくないことでございますし、そういうふうな意味の私は責任は当然追及されるべきだと、このように思います。
しかし、今の状況をお伺いして聞きたいと思うんですけれども、指をかまれたといいますが、何か傷害がなんか診断書が出ておるんですか。
この発言だけを見る →しかし、今の状況をお伺いして聞きたいと思うんですけれども、指をかまれたといいますが、何か傷害がなんか診断書が出ておるんですか。
塚
塚田千裕#22
○政府委員(塚田千裕君) 指をかまれたほか両足に打撲を負っておりまして、診断では治癒まで七日間の打撲傷ということになっております。
ただ、指はかまれたのでございますけれども、指自体に大きなけがはいたしておりません。
この発言だけを見る →ただ、指はかまれたのでございますけれども、指自体に大きなけがはいたしておりません。
下
塚
下
塚
下
塚
下
下稲葉耕吉#29
○下稲葉耕吉君 繰り返して申し上げますけれども、職務上、暴行を加えることはこれは私は絶対よくない、これはやはり責任を問われてしかるべきだと、このように思います。
しかしながら、現場の状況というのを私なりに考えてみますと、大変現場というのはここで議論しているよりも厳しい現場じゃないかと思うんです。向こうは必死になってもう罪を逃れようとかいろいろやろうと思っている。だから写真を飲み込む、飲み込ませまいとする、これは当たり前のことです。まあ、飲み込まぬようにそれは配慮しておけばなおよかったんですけれども、結果として飲み込まれようとした。だからそれを出そうとして一生懸命警備官が取り押さえる。そうするとそれに対して必死の抵抗をする。現場の警備官は私は大変苦労をしていると思いますよ。そして、マスコミにああいうふうな報道がなされますね。そうすると、あたかも一方的に警備官が悪いみたいに報道されがちになるんです。
そして、結果としてその警備官が責任を追及されるというふうなことになりますれば、繰り返して申し上げますけれども、暴行そのものはもう本当によくないことであります。ですから、これはこれとして責任を追及せぬといかぬけれども、こちらも傷害だとか暴行の被害者でしょう。その辺の入管当局としての判断はどうなんですか。それがうやむやにでもされるような状態なら、警備官の志望者はなくなりますよ。厳しい現場でごたごたして、夜も遅くいろいろ仕事をなさる、そういうような中でそういうようなトラブルというのは私はしょっちゅうあると思うんです。素直に応じてくるようなそういうふうな相手というのは私は少ないんじゃないかと思う。本人自身もオーバーステイしている人なんですね。
当然私は、この事件の結末がついたら、そういうふうな入管法上の処置というものもなされてしかるべきだと思うけれども、何か報道を見ますと、一方的にその警備官が暴行を働いたというふうな印象を一般に受けさせる。私はこれは、それじや現場の人たち、私ども非常に苦労して増員なりなんなりでお手伝いしていますよ。お手伝いしていますけれども、それは、そういうふうな本当に緊迫した状態の中でいろんな問題があると思うんです。そうして、ちょっと問題が起きるとすぐもう、一〇〇%とは言わないまでも警備官が悪いんだというふうな形で出されますと、現場の人たちは士気がもう阻喪するし、希望者は少なくなるし、入管行政というのはうまくいかなくなる、こういうふうに思うんですが、いかがでございますか。
この発言だけを見る →しかしながら、現場の状況というのを私なりに考えてみますと、大変現場というのはここで議論しているよりも厳しい現場じゃないかと思うんです。向こうは必死になってもう罪を逃れようとかいろいろやろうと思っている。だから写真を飲み込む、飲み込ませまいとする、これは当たり前のことです。まあ、飲み込まぬようにそれは配慮しておけばなおよかったんですけれども、結果として飲み込まれようとした。だからそれを出そうとして一生懸命警備官が取り押さえる。そうするとそれに対して必死の抵抗をする。現場の警備官は私は大変苦労をしていると思いますよ。そして、マスコミにああいうふうな報道がなされますね。そうすると、あたかも一方的に警備官が悪いみたいに報道されがちになるんです。
そして、結果としてその警備官が責任を追及されるというふうなことになりますれば、繰り返して申し上げますけれども、暴行そのものはもう本当によくないことであります。ですから、これはこれとして責任を追及せぬといかぬけれども、こちらも傷害だとか暴行の被害者でしょう。その辺の入管当局としての判断はどうなんですか。それがうやむやにでもされるような状態なら、警備官の志望者はなくなりますよ。厳しい現場でごたごたして、夜も遅くいろいろ仕事をなさる、そういうような中でそういうようなトラブルというのは私はしょっちゅうあると思うんです。素直に応じてくるようなそういうふうな相手というのは私は少ないんじゃないかと思う。本人自身もオーバーステイしている人なんですね。
当然私は、この事件の結末がついたら、そういうふうな入管法上の処置というものもなされてしかるべきだと思うけれども、何か報道を見ますと、一方的にその警備官が暴行を働いたというふうな印象を一般に受けさせる。私はこれは、それじや現場の人たち、私ども非常に苦労して増員なりなんなりでお手伝いしていますよ。お手伝いしていますけれども、それは、そういうふうな本当に緊迫した状態の中でいろんな問題があると思うんです。そうして、ちょっと問題が起きるとすぐもう、一〇〇%とは言わないまでも警備官が悪いんだというふうな形で出されますと、現場の人たちは士気がもう阻喪するし、希望者は少なくなるし、入管行政というのはうまくいかなくなる、こういうふうに思うんですが、いかがでございますか。