橋本龍太郎の発言 (予算委員会)

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○橋本国務大臣 国会の御了解を得てIEA並びにOECD閣僚理事会に出席をさせていただけるということを伺い、心からお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいであります。
 先ほど総理からも御答弁がありましたが、昨日、日本時間の夜十一時、アメリカのUSTRカンター代表からいわゆる制裁リストと言われるものが公表をされました。これはジュネーブの時間ではもう夕方になっておりましたので、本日改めて我々はWTOにこれを提訴する決心でありまして、その時間は刻々と迫っております。
 そして、本来OECDの閣僚理事会の論議はもちろん大切でありますけれども、既にこの場をかりて、アメリカのブラウン商務長官から私自身に対して会談が申し入れられております。私は、まさか制裁リストを公表した上で自動車の問題を御提起になるおつもりではなかろうと思いますけれども、いずれにいたしましても、この会談には応じるつもりであります。
 同時に、この閣僚理事会の場を、または個別の会談を最大限に利用して、今回のアメリカ側の措置が、いかに国際的な、せっかくお互いがまとめ上げたWTOのルールに違反するものであるかをはっきりさせておきたいと思っております。
 なお、ここで一点のみ補足をお許しいただきたいと存じますのは、昨日カンター通商代表の会見を見ておりますと、部品の輸出には関係がないという発言がございました。しかし、今回アメリカ側が対象として指定をいたしました車種、この輸出が完全に停止をいたしました場合には、アメリカとの間における部品の調達計画のうち約一割が減少することになります。この措置は決して日本に対する打撃のみではなく、アメリカのユーザー、ディーラー、さらには部品供給メーカーに至るまで影響の及ぶ措置でありまして、これは決してひとりアメリカに痛みがないというものではないということだけははっきりさせなければなりません。
 私どもは、全力を尽くして各国の理解を得ながら、アメリカにもこうした無法な措置がまかり通るものではないということを早く知ってもらいたい、そのために努力をいたすつもりであります。

発言情報

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発言者: 橋本龍太郎

speaker_id: 24487

日付: 1995-05-17

院: 衆議院

会議名: 予算委員会