松田岩夫の発言 (予算委員会)
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○松田委員 言うべきことはちゃんと言っておられることはよくわかりました。しかし、言われたことがどの程度相手の行動となったか、そのことがより一層重要であります。追加利上げの問題にしろ、財政赤字削減の問題にしろあるいは円建て債発行の問題にしろ、全部しっかりと米側が受けとめたとは思われません。まさに余りにも一方的な通貨外交であったな。武村蔵相の通貨外交の拙劣さを、非力を思わざるを得ません。
まさにこのことが今日こうして私たちが大いに悩んでいる円高の一つの大きな理由であることだけは明らかでありまして、私は、ここであえて大蔵大臣の責任の重さというものをはっきりと申し上げておきます。(発言する者あり)根拠がないわけではありません。今のまさにG7での会談、会合のやりとり、今お聞きして、いろいろ言われたが、アメリカ側にはまさにドル防衛をしっかりやろうという意欲が全然にじみ出てこないその姿をまざまざとお聞きしたわけであります。アメリカの問題はもっと責任者たる蔵相の立場からしっかりと督励をしてやっていただきたい、こう思います。
さて、時間の関係もあります。もう一点、日本とアメリカにとって、そのことはまた世界にとってでもありますが、今貿易の問題そしてまた通貨の問題取り上げてまいりましたが、次に防衛の問題であります。
またこの連休を活用されて、玉沢防衛庁長官、アメリカにお行きになりました。こうして経済関係でいろいろぎくしゃくしていると一般に受けとめられているようなときこそ、まさに全体として日米関係をしっかりさせる、大事なことであります。世界のこういう新しい諸情勢の中で、日米防衛体制、日米安保条約といったものを新しい意義づけの中にしっかりと打ち立てていく、とても大事なことであります。
訪米前に、日米安保再活性化を目指して米国がさきに取りまとめた東アジア戦略報告、それに対する見解を防衛庁としてまとめ、その中で、世界平和に向けた米国の活動を積極的に支援する、何といいますか安保体制のグローバル化とでもいいますか、そういった考え方を防衛庁の中では大いに議論され、玉沢長官が今回の会談でアメリカに伝えるべく防衛庁の諸君が一生懸命頑張っておりました。私もお話を聞きました。ところが、実際に首脳会談に行かれたら、どういうわけだか、この日米安保の新しい意義づけといいますか、まさに今最も求められていることでありますが、そのことについてはほとんど触れなかった。
触れられたというのであれば、一体どんなものであったのか、ぜひ、重要なことであります、この委員会にできるだけの御報告を後刻していただきたく思います。書類の形式で出していただきたく思います。しかし、日米安保の基本的なあり方について御議論されたということであれば、ぜひその概略を、ここでお聞きするにはもう時間がありません、議論をしたかしなかったかということだけを御答弁いただき、そしてさらにじゃ、ちょっと御答弁ください。