野坂浩賢の発言 (建設委員会)

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○国務大臣(野坂浩賢君) 上野先生にお答えをいたします。
 皆さん建設行政については非常にベテランでありますから、私は多くを申し上げる必要はないと思いますが、この建設業界は中小零細企業が約九九%、これが支えておると言ってもいいわけでありますが、発注業務についてやっぱり平準化が必要であるということが言われてまいりました。したがいまして、私どもも六月ごろから発注をするというようなことでは、肝心な四月、五月、六月というところで遊んでしまうということでは積雪地帯等は困る。したがって、ことしは思い切って九千七百億に及ぶところのゼロ国債を発行する、こういうことが一つでありました。
 特に、委員会等でゼネコン汚職が非常に問題になりましたので、このゼネコン汚職は発注といわゆる受注者と襟をどうやって正すかということが一番基本である。しかし、我々としては談合がしにくいようなシステムをつくっていかなきゃならぬ、ここに重点を置きました。したがいまして、一般競争入札方式あるいは透明性のある指名競争入札、こういうところに重点を置いてなくするように努めていかなければ、国民の信頼を得ることはできぬだろう。しかも、税金を使ってやるというようなことになれば、さらに我々としてはこの建設費の縮減についても努めていかなきゃならぬ、これが二点目です。
 三点目は、確かに大手がほとんど中央に仕事がないために地方におりてくる。だんだん侵食されると中小企業は立つ瀬がない。地元育成ということは、声はかかるけれども実態がないという指摘があるだろうと思っております。
 そこで、ジョイントベンチャーというのをお話があるようにやらなければならない。ジョイントベンチャーをやって中小企業が技術力の向上を図って、そして一人でできるような体制をつくっていくのが一つの育成の方法ではなかろうか。しかし、名前は貸すけれども、仕事はせず配当だけをもらっていくというようなジョイントベンチャーでは全く意味がない。こういうことは強く我々は指摘をして直すように承知をしておるところであります。
 したがって、今度の今お話がありました大手独占方式というのはやめなきゃならぬ。すべて競争入札、一般競争入札でやると、オープンだということになれば、強い者がすべてをとっていって中小企業は干上がるということは理の当然でありますから、どうやって育成するか、そして技術の向上を図っていくかということになれば、大きな仕事はジョイントベンチャーということになって、技術を磨いて、そして向上を図っていかなきゃならぬ、こういうふうに思っております。
 あるいは群馬県でもそうであろうと思いますが、AとかBとかCとかEとか、いろいろランクづけで、その中で手を挙げれば透明性のある姿で手を挙げていく、その人は全部入れていくという姿にしております。おりますが、その金額のランクの差のところでどのような関係なのかということでありますから、先生がお話しになりましたように、どうしたら育成が強化できるか、どのような声というものを、我々としてはその配分をしていくかということを徹底的にやっていかなければならぬだろうと思っております。
 よく、去年やったところはことしはおれのものだ、こういうようなことがよくありまして、随意契約というようなもの。新しい工事が出れば、これは工事が出たとおっしゃるけれども、そのまま延長すると、工事が出たというわけにはならぬというような、そういう動きもあるようでございますから、十分に予算の上で配慮をしながら、いわゆる分担をしてある程度区切りをする。そして、中小企業の育成というのは、そういう点についても十分な配慮をしていかなければならぬだろう、こういうふうに思いますので、先生の御意見というものを十分に参考にして対応してまいりたいと思っております。

発言情報

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発言者: 野坂浩賢

speaker_id: 6003

日付: 1995-03-17

院: 参議院

会議名: 建設委員会