武村正義の発言 (大蔵委員会)

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○国務大臣(武村正義君) これはもう世界の先進各国共通の考え方と姿勢でありますが、通貨当局は為替のレベルについては発言をしないという、別に申し合わせをしたわけじゃありませんが、為替市場の動きに対してその発言によっては不測の事態を起こしかねないということからそういう考え方を堅持してきているところでございまして、どういう水準が望ましいかという今の御質問に端的にお答えすることは控えさせていただきたいと存じます。
 昨今の急激な変動、乱高下の状況、したがって今の為替のレベルは、先般のG7の会合の共通の認識としては、これは経済諸条件を反映していない、そういう意味で正当性を欠くという認識を持つことができました。私も当然そういう認識でおります。
 さらに、この状況を反転させることが望ましいということでも合意を見ることができました。反転でございますから、今の円のレベルでいえば上がり過ぎた円は円安になるべきだ、ドルは下がり過ぎだからドル高になるべきだ、マルクもマルク安になるべきと、表現はそういうふうに書いておりませんが、そういう認識で一致したことでありました。
 私どもは、反転という私どもも強く主張した言葉が最終文書に入ったことでこのG7はそれなりの意味があったというふうに考えておりますし、事実また、G7の翌日から円も八十三円、八十四円、五円、六円とじわじわ反転の兆しを見せています。これで満足しているわけではありません。満足していないということまでは申し上げますが、幾らまでということだけはちょっと控えさせていただきたいと存じます。

発言情報

speech_id: 113214629X00819950519_022

発言者: 武村正義

speaker_id: 25957

日付: 1995-05-19

院: 参議院

会議名: 大蔵委員会