大島理森の発言 (決算委員会)
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○国務大臣(大島理森君) 陣内先生の御質問に答えますが、地球環境の変化で食糧、農業に与えるポイントというのは三点あるのではないか、こう思っておるんです。一つは地球の温暖化ということでございましょうか、もう一つはオゾン層の破壊、それから三点目は砂漠化。その他いろんな地球環境の変化が農業あるいは食糧生産というものに影響を与えると思いますけれども、大きなものとしてその三点が考えられるんではないかと思います。
御承知のように、地球温暖化という観点からしますと、この温暖化が進みますと、当然に植物の成長にも影響いたしますし、あるいはまた害虫や雑草の増加、そういうものにも影響するでありましょう。また、十ばつ、暴風雨、その他いろいろ影響あるだろうと思います。オゾン属もいろんな生育阻害という観点から大変な影響を及ぼす。あるいは砂漠化ということについては、もう御承知のように、いろんな意味での影響がありますが、特に生産能力の低下。
そういうことが考えられるわけでございますので、地球環境問題は、農業という視点だけではなくて、まさに人類の生存にかかわる大きな問題だという認識を私ども持っておりますし、内政、外交上の最大の重要課題であると認識をしながら、内外ともに調整官庁として最大限の努力をしていかなきゃならぬという認識をいたしております。
それじゃ、どのように具体的におまえたちはやっておるのかということに相なろうと思いますが、昨年の十二月に環境基本計画をつくりまして、先ほど百頭にごあいさつ申し上げましたが、哲学として四つの視点を持って、環境政策を考えるに当たって循環ということが大事ですねということが一つ。それから第二点は共生、これは自然との共生という意味でございましょうか、そういう視点。さらに、そういうことを実現するためにはあらゆる事業者、あらゆる人間が参加をしてもらわなきゃ困りますと。参加の手法というのはいろんな形でございましょう。参加ということが次。そして四つ目は、先生の御指摘のように、国際貢献という視点。この四つの視点から私ども環境政策、地球環境もそういう視点に立ってやっていかなければならない、このように思っております。
先ほど申し上げました三点について、それぞれにいろんなことをさせていただいておりますが、特に私自身御理解をいただきまた御支援をいただきたい点は、地球温暖化ということで枠組み条約が生まれてから、私ども今CO2の抑制というものに大変な努力をしなければならない危機的な状況にあるという認識のもとで、ぜひ日本がイニシアチブをとって、そして出界の皆様方と議論しながら二十一世紀の温暖化対策に貢献をしてまいりたい。
二年後に、場所はちょっとまだ決定しておりませんが、その枠組み条約の参加国のCOP3という会議をぜひ日本でやりたい、二十一世紀のCO2のあり方、そういうものをさらに具現化する会議を日本でやりたいという思いでおります。
そういうことを通じながら温暖化対応にぜひ努力していきたいと思っておりますし、またオゾン属の保護のためにはウィーン条約に基づきまして努力をする、あるいは砂漠化防止条約のもとに対策を進めていくと。そういうことで、まさに此代を超えた大きな問題でございますし、食糧という観点から見ましてもこの地球環境の変化というものは非常に大事な問題である。逆に言いますと、そういうふうな状況であればあるほど食糧政策にはしっかりとした方針が必要なのではないかという思いがいたします。
以上でございます。