川口幹夫の発言 (逓信委員会)
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○参考人(川口幹夫君) 平成二年から六年までの五カ年計画というものを私どもは立てました。そして、その計画を非常に順調に遂行することができました。五百億を超えるお金も留保することができまして、次年度以降の計画に充てるというようなことで、経営的に言えば極めて順調であったかと思います。
ただ問題は、その中で一番大事な報道、番組の充実ということが果たして十分御期待にこたえられたかという点検もしなければいけませんし、それから、おっしゃるとおり大組織でございますから、一万二千余りの職員がどうやって一つの気持ちになってNHKを盛り上げていくのか、そういう結集の方向についてもいろいろと苦慮いたしました。
そこで、本来ならば六年度の計画が終わった段階で次の五カ年計画というものを立てるはずでございましたけれども、二つに分けました。平成七、八、九年度の三年間と、それ以後の計画、中長期と申し上げたのはそこでございます。この七、八、九年間については、改めて値上げをすることなしに、経営の安定を図りながら新しいことを次々と実行していこうというふうに思っておりまして、その第一年度がこの七年度でありますけれども、現在までの推移を見ますと、もちろん阪神大震災の影響とか、それから世間一般の不況、円高等々の影響もありまして、それほど楽観する状態でございませんけれども、まずは順調にいっております。
同時に、収入が入りそうもないときは当然支出を抑えるという、これは経営の原則でございますから、いち早く四月段階で「経営の安定化について」という会長の要望を出しまして、極端に支出を抑える、そして安定化を図っていくというふうなことを通知して、現在までのところは順調に進んでいるというふうに思っております。
もちろん、神戸の震災の影響は相当ありまして、いまだに免除世帯とか、それから契約の解除とかというふうなことも起こっておりますけれども、これも営業努力によってそれほど大きな負担にならないように、今順調にまず進んでいると申し上げていいかと思います。
したがって、この七、八、九年度は、大体中長期計画に盛り上げたように、値上げすることなしに安定した経営状態を図ろうというふうに思っております。