西川太一郎の発言 (規制緩和に関する特別委員会)
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○西川委員 本日は、原田教授、森社長、両参考人におかれましては御多用のみぎりこうして御協力をいただきまして、新進党の規制緩和委員会筆頭理事として心から御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
早速両先生にお尋ねを申し上げたいと存じます。
土地というものは、言うまでもなく、私どもの生活、また生産、これを支える不可欠な資本財であります。イギリスやアメリカの経済学の教科書を見ますと、土地について日本のような、いわゆる地価についての議論というのは余り展開されていないという経験を私は持っております。それは、資本財として、松下幸之助翁のかつての構想のように、山を崩して海を埋めるというようなこ
とでもしない限り供給は一定であるということが一つの前提になっているし、また欧米においては土地の有効利用ということは日本よりもはるかに規制が緩く、これらについては所与の条件として当然視されているということもあるのではないかと思うのでございます。
かつてOECDによって指摘されたウサギ小屋に住む日本人という状況は、先ほど森参考人の御指摘のように、我が国の住宅供給が極めて活発であり、一人当たりの国民の居住に関する、いわゆる雨露をしのぐという観点からすれば一わたり行き届いているように見られます。しかし、海外に生活をした経験を持つ方々や若い方々からすれば、現在の住宅供給のあり方ということについては、その質において、特に広さにおいて御不満があるというふうに私は受けとめております。
この委員会は、規制を促進するにしても、また規制を強化するにしても、いずれにしても規制というポイントによって議論を進めている委員会であることは言うまでもないのでありますけれども、先ほどから両先生のお話を承り、特に森参考人におかれましては、実は個人的なことを申して恐縮でありますが、冒頭質問されました小杉議員と不肖私は東京都議会議員の出身でございまして、ともに十数年行動を同じくしてきた時期もある同志であります。そういう意味では、先ほど来の森参考人の都市計画道路のあり方についての御見解については全く同感でありまして、これは今後の課題としてぜひ党派を乗り越えて東京のためにもひとつ努力をしていきたいということを申し上げたいのでありますが、ここは東京都議会ではありません、国会であります。
そこで、全国的な問題として、まず先ほどの御論議の中でいろいろお触れになっております。特に、原田教授がお触れになっておりますが、私のお尋ねをするポイントとしては、いわゆるウサギ小屋を解消するためにどういう規制の緩和があり得るのかというような観点から、改めて税制等も含めて、また容積率の緩和等も含めて規制緩和はどうあるべきかということにつきまして、両先生の御意見を承りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〔委員長退席、野田(佳)委員長代理着席〕