加藤六月の発言 (金融問題等に関する特別委員会)

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○加藤(六)委員 まあそれでは大変不十分で、わけのわからぬことですが。
 この法律をつくった後、私も当院の大蔵委員長を仰せつかったことがあるので、当時二、三の理事と相談をいたしましたが、前半、今銀行局長が答弁されたように、何も破綻するものがなかった、なかったものだからついつい手を抜いておったということでありますが、なかったからではなくて、私は、衆参両院の決議をどうやって真摯に行政当局がこれを実行していくかということでありまして、そこら辺は今の答弁では大変不満でございます。
 まあ不良債権問題に絡む問題が今度は議論されておるのでありますが、預金保険法について何やかにや言いたいことがあります。今もいみじくも言われましたが、一昨年の暮れまでは、この預金保険法について大きな事故がなかったから八千七百億円あった。八千七百億円あったのが、去年あれよあれよあれよという間になくなってきて、途中、中間報告や何かによると、三千七百億円しかありません、木津信用組合や大阪信用組合の分に出してあげる金がなくなりそうでございます。大変なことですね、これは。預金者はたくさんおるのでしょう。ここに数字も何も全部ありますが、大変なこと。これでいろいろ数字を求めたり何やかにやしますと、いろいろ書いてありますよ。
 これは、日銀総裁にも来ていただいておるので、余り長くここで拘束してはいけないのですが、例えば、私たちが、去年、この部屋で開かれた予算委員会で、日銀総裁、前総裁、三重野さんや皆さんにも大変やかましく申し上げたのですが、一昨年十二月の日銀麻布寮で、日銀や銀行局長や何かが集まって密談をやって、いわゆる日本銀行法第二十五条に基づく出資ということを始めた。かつてないことをやった。そして、それは何のためにやったんだ。協和、安全両信用組合のことでやった。まあここら辺はいいのですが、そこに次から次へ、日銀も特別融資、次から次へやっていっておる。そして、預金保険機構も次から次へ地方銀行にやっていっておる。
 今いみじくもお話があったが、東京協和、安全がああいう状態になったら、預金保険機構四百億円、金銭の授与をやったという報告があります。兵庫銀行に四千七百三十億円出しましたと、預金保険機構。そして、コスモ信用組合、これは東京共同銀行にことし、八年三月二十五日、一千百億円、金銭の贈与を予定しておりますと。そして、木津信用組合、大阪信用組合は未定でありますと。
 恐らく、この預金保険法の改正、あるいは既に政府は、この昭和四十六年につくった預金保険法の、途中で一回改正があったのですが、ことしの四月一日から保険料を四倍取るようにいたしております、これで穴埋めをするのか、これからお伺いします特別勘定の三倍、合わせて七倍取るようになるのですが、それで穴埋めをしようとしておるのか、わかりませんが、日銀総裁にいつまでもおっていただいても恐縮ですから、日銀総裁、共同銀行に日銀法二十五条で二百億円出資しました。あとはしていませんね、破綻したところに。あとは各個別金融機関の救済であるからもうしない、協和、安全の場合は異例中の異例だからしたと。どう解釈したらいいのでしょうか。

発言情報

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発言者: 加藤六月

speaker_id: 20832

日付: 1996-05-29

院: 衆議院

会議名: 金融問題等に関する特別委員会