高村正彦の発言 (金融問題等に関する特別委員会)
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○高村委員 この三カ月間、政治的謀略によって加藤参考人に対し疑惑なるものがでっち上げられて、誹謗中傷が繰り広げられてまいりました。でっち上げられた疑惑は、大別して、共和からの一千万円献金、静岡県信連からの一億円献金、北朝鮮への米援助にまつわるものの三つあるわけでありますが、私は主として共和からの一千万円献金についてお聞きいたします。
加藤参考人が、平成二年二月八日から十日の間に、新宿のセンチュリーハイアットホテルで共和の森口五郎元副社長から現金一千万円を受け取ったのではないかということは、平成四年、加藤参考人が官房長官時代にも指摘されましたが、二月八日から十日は加藤参考人は地方に行っていたことが立証できて、決着がついた問題であります。
しかるに、水町垂範氏が本年三月四日に、平成二年一月三十一日に加藤参考人がセンチュリーハイアットで共和の森口氏から一千万円受け取ったと声明を出したことによって、解消されたはずの昔の疑惑が日付を変えて蒸し返されているわけであります。
ちなみに、声明が出された三月四日という日は、新進党が、我が国会始まって以来初めて座り込みピケによって国会を三週間もハイジャックするという暴挙を開始した日と一致するわけであります。
そして、わずか三日後の三月七日に、極めて手回しよく、新進党の山田正彦議員らは加藤参考人を所得税法違反だとして東京地検に告発いたしました。その後、証人喚問要求が出て、それを実現することがピケを解く条件だ、予算を通す条件だとエスカレートしていったわけであります。
我が党の中では、疑惑をでっち上げて予算等を人質にし無理やり喚問して相手方に打撃を与えるという五五年体制下の悪弊にいいかげんに終止符を打とうということで、参考人招致にも応ずるべきでないという筋論が強かったわけでありますが、国民の前に真実を明らかにしたいという加藤参考人の強い意向で、本日、参考人招致が実現したわけであります。
そこで、加藤参考人にお尋ねいたしますが、この間の、心境をお聞かせいただきたいと思います。