野田毅の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○野田(毅)委員 私は大変失礼な物の言い方をするかもしれませんが、本当に橋本総理には御苦労さんだと思います。やはり前政権からの、何といいますか、呪縛といいますか、十字架を背負って政権につかれた。村山さんがお引きになったのはどういう理由かわかりませんが、恐らくこのこともやはり頭にあったに違いないと私どもは推測をしています。あるいは住専問題もそうでしょう。いずれも、禅譲という言葉が適切かどうかわからぬけれども、少なくとも政権をバトンタッチするときに、その種の行き詰まった、前政権において行き詰まったある意味ではヘドロ的な懸案事項を一身に背負って橋本総理はスタートした。
私は、そういう中で、橋本総理に対する期待は、橋本政治をもう少し自分の言葉で、自分の感覚で推し進めるということをみんなが期待しているんじゃないか、残念ながら今はむしろ前政権のいろいろな問題をみんなひっかぶって、何もできないであえいでいるというのが今日の姿ではないかというふうに実は感じています。
この点は、あす、沖縄の米軍基地の問題は石井委員から詳しく論議をさせていただきたいと思います。
そこで、私はきょうは、今までの住専論議等を振り返ってもう一遍おさらいをさせていただきたいと思っていますが、この一カ月間いろいろなことがありました。ただ、その中で、少なくとも私どもが異例の行動をもしとらなかったとすれば、どういうことになっていたであろう。
きょうは四月一日です。もし何もなかったら恐らく、いろいろと問題になっていた加藤幹事長初めの証人喚問、これらも一切顧みられることもなく、そしてまた何よりも、国民の九割が反対をし、そしてまた政府・与党の中でも原案どおりごり押しするのは大変無理だという認識を持ちながらも、結果としては恐らく無修正のままで、喚問もなく、いろいろな積算根拠も明らかにされないままに、衆議院はおろか参議院までみんな無修正で、今ごろはそういう予算ができ上がってしまっておったんではないか。そのことを考えますと、私は、少なくともそれなりの意味はあった、そしてこのことをぜひ政府の方も考えてもらいたい。
この間、いろいろな世の中の意見、さまざまな御議論がございました。しかし、マスコミ各紙の社説その他いろいろ総合しても、ポイントは三つだったような気がしています。一つは我が党に向けられたもの、二つは政府・与党に向けられたものであったと思います。
私どもに向けては、やはり国会においてそういうピケを張ったりという行動をとるべきでない、この点が一つであったと思います。
政府・与党に向けられた事柄は何か。これは、やはり加藤幹事長は少なくともみずから率先して議会に出て証言をすべきである。いま一つは、これだけの問題点があるわけだから、少なくとも原案無修正でごり押しするようなことはやめてもう一遍政府・与党はみずから出し直しをしなさいという、この二点であったと思います。
さて、いよいよきょうから、残された時間でこの本予算の審議をやるわけですが、今言いました三つのポイントの中で、こうやって審議が正常化をしたことでありますから、少なくともこれから先、政府・与党が二つの点について、すなわち加藤さん初めの喚問問題、そして住専予算六千八百の削除という問題について、誠意を持って何らかの考え方を政府・与党が打ち出すべき番である、私はそう思うのでありますが、この点、総理の受けとめ方はいかがなものでしょうか。