伊吹文明の発言 (予算委員会)

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○伊吹委員 現在は、総理がおっしゃったように、絶対多数を持っている政党はありません。したがって、連立によって政権を維持するということは当然であって、そこに政策協議ということが行われて連立というものができております。
 そして、村山内閣から橋本内閣へ移る段階で、この過渡期と言うには余りにも長く不幸な時代において、ポストを求め、公認を求め、当選を求めて党派を渡り歩くという人が多い中で、村山さんが示された人間的な信義というものは私は高く評価をしたいと思います。
 自由民主党に支えてもらったら必ずその恩義を返すために、村山さんが橋本総理の国会での指名に当たって党内でどれだけの努力をされたかということを私はある程度知っているだけに、その村山さんの信義は、信義がない、人間的な節義がない現在の政界においては私は高く評価をしたいと思います。同時に、村山さんは大変な苦労をされて安全保障面において大きなかじを切られたと私は思う。
 その中で、連立の信義を守るということは当然のことでありますが、おのおの独自の理念を持った独立の政党であるわけです。私は、社民党の佐藤幹事長が今の枠組みは永続的なものではないという発言をされたという新聞報道を拝見しております。現在の時点においての連立ということを考えておっしゃるということであれば、これは政策協議がありますから、私は非常に問題のある発言じゃないかと思っておりますが、小選挙区という一人しか当選できない選挙を目前に控えて、将来のことであるということになれば、小選挙区においては、自党の公認候補以外の人はすべて敵として戦わねばならないという現実を我々はしっかりと受けとめねばなりません。
 したがって、保保連合ということを言う方がおります。保保の保の一方の保というのはどういうものか、保守という理念というのはどういうものかということは、かなり私は勉強してその理念について検証して発言をしなければならないと思います。
 例えば、宗教関係、信者団体を基盤とする政党と一緒になっている政党が保守であるということは私は必ずしも同意はいたしませんけれども、保保連合ということは小選挙区を考える限りあってはならないことであり、同時に自社さきがけ連立というものも、選挙においては、少なくとも選挙戦においてはあってはならないことだと私は思います。
 選挙戦は、あくまで個々の政党が独立の理念を持って、個々の政党を形成している限りは単独過半数を目指すという総裁としての自由民主党大会でおっしゃったことは、私はごく当たり前の一般論として正しいと思いますが、そのお考えは今も当然変わっておりませんね。簡単にお答えを願います。

発言情報

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発言者: 伊吹文明

speaker_id: 3636

日付: 1996-04-02

院: 衆議院

会議名: 予算委員会