田中秀征の発言 (予算委員会第六分科会)
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○田中国務大臣 私は、金融行政の改革、再編に関する私の先ほどの発言も含めて、遠慮深いものだとは全く思っておりません。機構改革で終わらせてはいけないということを私は言いたい。ともすれば、こういう議論は必ず、器をかえただけで中身が変わらないということになりがちなので、私はそれに対する非常に強いこだわりを持っておりますので、ある意味では最も強い発言だと私は思っております。例えて言えば、金融行政というのはまないたの上のコイとなっているわけですから、そのまないたの上のコイが包丁を持つようなことはおかしいではないか、許しがたいということを私は言っているわけであります。
今五十嵐さんの方から、新しい金融システム、金融行政はこうあるべきだという具体的なお話もありました。そういうものも含めて、新しいシステム、体制を築き上げていくときに、だれが主導権をとってやるのかというところに私の当面の最大の関心があるわけです。
もちろん金融の関係者、行政でもそうですし、いろいろな関係者の専門的な意見や知恵をかりなければいけないですけれども、そういう人たちが主導権をとっての金融行政、金融システムの改革、再編ということになれば、やはり過去の行きがかりを断ち切るということはできない、生まれ変わることはできないというふうに思っております。
それが私は核心部分で、ともすればその機構改革、金融庁などという案も出ますけれども、ああいう形の機構改革は、それこそ器をかえて中身が変わらないことになりがちなんですから、私はそれに対して非常に強い心配もしておりますので、あくまでもどうやってその独立性を確保していくかという目で、こだわってこの問題に対処していきたいということで、決して遠慮深いとは思っておりません。