河本三郎の発言 (科学技術特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○河本三郎君 これまでの調査によりますと、温度計の破損は、ナトリウムの流れに伴う温度計の流体振動に起因する高サイクル疲労によるものであり、この温度計さやが段つき構造になり、さらにその段つき部のいわゆる応力逃がし、曲率半径が考慮されていなかったということだと思います。つまり、応力が非常に集中をしやすい、そういう設計であったということが判明しておりますが、具体的には、当時の設計担当者がアメリカの機械学会の基準を正確に理解せずに、テーパー状の形状を適用すべきであったところを段つき構造のものにしてしまったということが指摘をされております。つまり設計ミスであります。
このような初歩的なミスもさることながら、動燃事業団においても、温度計さやの設計図面を検討の上で承認しているわけでありまして、その過程で設計上の問題点を指摘、改善できなかったという点は大変大きな問題であったと考えております。俗な表現でありますが、技術を売り物にする日本としては極めて情けない事態でありまして、国際的にも信用を落としてしまったと言わざるを得ないのであります。私も流体力学、振動工学を学んだ者の一人として、実に貧しい設計であったと思います。
そこで、動燃の近藤理事長にお伺いをしますが、今回の設計のミスを見逃したという点について、どのような対応をされるおつもりでございますか。