若林正丈の発言 (外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会)

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○参考人(若林正丈君) 中国政府の内部は、伝え聞くところによりますと複雑のようでございますので、どのような勢力のどのような意図、複数の意図が絡み合って今回のようなことが行われたかという判断は私の理解力の外にあることでございますけれども、台湾に直接手をつける、福建沿岸の島も含めてでございますが、そういう軍事的に手をつける意図のもとに行われた軍事演習ではないという判断は正しいのではないかと思われます。その上での米中の駆け引きというものが今回の中心的な内容であったというふうに思われますので、ただいまの高野先生の御判断のような印象を私も持っております。
 選挙キャンペーン中の李登輝総統の発言というものは非常に強気でございまして、心配ないということを強調しておりました。そのことを反李登輝派の候補が無責任だというふうに言ったわけでございますが、李登輝総統の判断というものはやはりそこまで見ていたというふうに私は推測しておりまして、その判断のようになった。
 そういう点から言いますと、今回の総統選挙といいますものも非常に不公平な選挙でございまして、そのような判断をするだけの情報を持っているのはあの四人の候補の中では李登輝総統だけだったわけですから、勝つのは当たり前というのが私の感想でございます。

発言情報

speech_id: 113613974X00419960403_012

発言者: 若林正丈

speaker_id: 30880

日付: 1996-04-03

院: 参議院

会議名: 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会