若林正丈の発言 (外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会)

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○参考人(若林正丈君) 独立か統一かということについての台湾の民意の分布及び今後の動向という御質問と理解しておりますが、本日はさまざまなアンケート調査の数字を持ってまいりませんでしたので具体的な数字を申し上げられませんけれども、台湾ではこういうアンケート調査ができるようになったのは八〇年代末からで、戒厳令が解除されてしばらくたってからでございます。
 いろんな聞き方がございまして、一番単純な聞き方は、あなたは中国と統一するのに賛成ですか、現状維持がいいですか、台湾独立がいいですか、こういう聞き方でございます。きちっとした数字がないので、私の印象でございますが、いつも一番少ないのは独立てす。一番多いのは現状維持です。これはいろいろな調査機関によって違いますが、場合によっては過半数か六〇%ぐらいというのがあります。統一というのはだんだん減っておるというのが現状ではないかと思います。
 まだいろいろな聞き方もございまして、現状維持も、当面は現状維持して将来統一する、それから当面は現状維持して将来独立する、永遠に現状を維持するとか、そういうふうに分けて聞くのもございます。それから、もし中国が反対しないで平和的に独立てきるとしたら独立に賛成するかというような条件つき独立を聞くアンケートもございます。
 いずれの場合も現在中国が出している条件での統一というものを受け入れがたいという民意の方が圧倒的に多いというふうに私は理解しております。先ほどの総統選挙の李登輝足す彭明敏で七五という数字もそれを非常に正直に反映していますし、中国の軍事演習というものが多少はその数字を上乗せしたんではないかというふうに判断しております。

発言情報

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発言者: 若林正丈

speaker_id: 30880

日付: 1996-04-03

院: 参議院

会議名: 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会