武田邦太郎の発言 (外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会)

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○武田邦太郎君 新緑風会の武田と申しますが、若林参考人に伺います。
 結びつく経済、離れる心というのは非常に興味深い切り口だと思うんですが、そういう意味で見ますと、かつて世界はどの国も離れた心、離れた経済だったと思うんです。第一次大戦以後、経済が結びつく芽生えがあらわれて、ヨーロッパでまずそういう芽生えができまして、現在ではあちこちに心は離れているが経済は結びついているという現象がかなり顕著に出ておりますね。トップはEUですけれども、NAFTAも割合素直に前進するかもしれませんし、APECとマハティール氏の言うようなEAECとどっちに落ちつくのかということは、アメリカ、中国の姿勢いかんにもよりますけれども、いずれにしましても国家主義的な時代が過ぎ去って国家連合時代に入っているということは間違いないと思うんです。
 そこで、政治は紆余曲折はあっても民主主義に落ちつくだろう、経済は紆余曲折はあっても市場経済的な方向に行くだろう、こういうことがもし大きな間違いがないとすれば、私は中国は台湾と心も一つになる可能性が十分にあると。
 私は、中国は大きい国ですから連邦制がいいんじゃないかと思っております。現在の政治権力は希望しないでしょうが、理想を言えば台湾も中国の連邦的な一部として一つになるということが、これは必ずなるというんじゃありませんで、隣人としての願望です。
 そういう立場に立ちますと、アメリカのような国が腕力を振るって介入するということは甚だ好ましくない。しかし、アメリカが腕力を振るうということになれば、日米安保によって程度いかんでは我々もその後にくっついて何かしなきゃならぬということになると、私が今申しましたような願望とは著しく志が違うわけで、このあたりの若林先生のお考えを伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 武田邦太郎

speaker_id: 31323

日付: 1996-04-03

院: 参議院

会議名: 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会