安部英の発言 (厚生委員会薬害エイズ問題に関する小委員会)
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○参考人(安部英君) 委員長先生にお答えを申し上げさせていただきます前にお許しをいただきとうございます。
私は、今お尋ねをいただきました患者さんを含めまして、長い間自分自身が治療をいたしてまいりました。例えば、あの症例などは三十年、家族的なつき合いもいたしてまいったわけでございます。そういう方に対して、私が行いました治療によりまして患者さんに感染を起こさせている、起きてしまったのでございます。私は本当に残念でたまりません。
また、この感染をもとにして多くの患者さんがエイズを発症されておりまして、中にはお亡くなりになりました方さえもおられます。これは医者としてはまことに断腸の思いでございます。今、もしお許しがございましたならば、この場で私、この患者さん方に心からお見舞いを申し上げたい。それから、御本人様及び御家族の皆様に心からお悔やみを申し上げたいと思う次第でございます。
ありがとうございました。
さて、委員長先生の御質問でございますが、私の帝京大学症例が認められなかったのでということについて、今どのように思っておるかということでございますが、私はその当時エイズであると、エイズではないだろうかと非常に心配いたしておりました。現在の時点におきましてはそのHIVの感染を証明することができますので、今はエイズであると言っていいわけでございますが、その当時はHIVそのものがわかっていなかったものでございますから、私は心配はいたしておりましたけれども、これを科学的な認識をするという方法がなかったのでございます。そこは心配をして、それではないかということは十分に考えましたけれども、この裏づけはございませんでした。