石田美栄の発言 (行財政機構及び行政監察に関する調査会)

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○石田美栄君 私もオンブズマンのことについて頭から反対というわけではありませんけれども、市民、一国民の立場で、今皆さんがおっしゃっているオンブズマンというのは議会の側にというふうなことですが、もしそれを想定して考えて、国民から見てどう見えるかなと思うと、今政治家に対して、政治に対する不信化の中で、自分たちが十分機能していない、そこにそれを補完したり補強するオンブズマンを置くなんていったって国民には全く納得されないだろうなと思ってお聞きしておりました。
 今ある行政監察とかいった制度がどうすればもっと機能するかといったようなことを私たち考えなければいけないと思いますけれども、今、国民が拍手を送っているオンブズマンというのはいわゆる市民オンブズマンで、これは情報公開法ができて、そこでいろんな資料を取り寄せたところからやっている、そして自由な立場でそれを世に訴えている、これが脚光を浴びている。川崎のオンブズマンは行政の方に置いたので、私たちそこに視察に行きましたけれども、だれも本当に機能してすばらしいというほどの印象を受けたものではなかったように思います。この市民オンブズマンは、次は各予算の執行をチェックするというふうに言っております。
 そんなことを考えますと、例えば私たちのこの国会の中で、参議院の方は特に決算委員会に力を入れてやっていらっしゃるといったら——自分もメンバ一ですけれどもまだ経験が浅うございまして、予算がついてそれがどう執行されているのかというのを本当に正確にチェックしていくというふうなことだって十分やらなくちゃいけないことですし、そういったことを考えると、私は参議院の機能というのはそういう意味でもっともっと考える余地があるんじゃないかなというふうにこの委員会での議論を通じて常に感じておりました。
 法律をつくっても、その後その法律が実際にどのように有効に使われていて実行されているのかといったようなことを委員会でチェックする。法律を通す場面では、余り問題ないものであれば参議院の方は審議を軽くするといいますか、その後のフォローといいますか、もっともっと国政調査権を含めて議会の果たす役割、そうしたことをもう一度よく見直した上でなければ、すぐこのオンブズマンという気持ちにはちょっとなれないというのが気持ちでございます。

発言情報

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発言者: 石田美栄

speaker_id: 7700

日付: 1996-05-31

院: 参議院

会議名: 行財政機構及び行政監察に関する調査会