北岡秀二の発言 (地方分権及び規制緩和に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○北岡秀二君 今の地域間格差の問題に関しては、ちょっと私は多少異論があるんですけれども、時間の関係でお話できる機会がありましたらまたぜひとも。
NTTの問題についてちょっと鈴木参考人にお伺い申し上げたいわけでございますけれども、もう本当に分離・分割が是か非かという議論というのが間近に迫っておりますし、非常にこれに関するいろんな角度からの注目というのも熱い状況になっている。いろいろ過去において相当な議論がなされておられる。私は、これは集約すると、もういろんろな個々の問題は別にして、最終的にはこれから今の経済状況の中で将来日本の国のリーディング産業と多分なるであろう電気通信産業をどうするか。
そしてまた、この状況の中で、これはもう外国との国際競争力あるいは研究開発力をいかにして確保するかという一つの観点と、そしてまた国内状況の中で利用者、ユーザーに対して利便性をもっと高めてサービスも高めていくんだ、そういう観点で国内での競争を喚起しなければならないんだという観点と、この二つの論点になっていくんではないかなというような感じがするわけでございます。この二つ、国際競争力、研究開発をより高めていこう、そしてまた国内の競争を高めることによって利用者なり国民の価格面あるいはサービス面でのサービスを高めていこうという議論、非常にある面で申し上げますと関連しておることであり、ある面で申し上げますと相反することでもあるかなというような、ここが非常に大きな二つの争点になっているような感じがするわけでございます。
今の日本の国の将来、そしてまた日本の国自身が技術立国であり、なおかつ貿易立国である。経済的に糧として外国を相手にして成り立っているんだというような観点から申し上げますと、その電気通信分野はぜひとも日本の国策として国際的な競争力も維持していかなければならないし、なおかつ研究開発力というのも確保していかなければならないんではないのかなというような、そちらにスタンスを置くべきであろうというような考え方を私は持っておるわけでございます。
ところが、分離・分割ということに関連して申し上げますと、これは私の主観かもわかりませんけれども、ともすると国内での競争を高めることによって、そしてまたその利用者に対して価格を下げる、あるいはサービスを高めるんですよという部分にややウエートを置き過ぎているような、その観点でもっての分離・分割論が進められ過ぎておるような懸念を私は持っておるわけでございます。
これはもういろんな理屈から申し上げましても、スケールメリット、競争力に関しても、あるいは研究開発力に関してもスケールメリットというのは当然あるべきであって、これから将来の日本の産業ということを考えみたときに、何としてでもこれは守っていかなければならないし、なおかつ育成していかなければならない分野であるという観点から申し上げますと、これはNTTサイドから言われております規制緩和あるいは地域網をオープンにすることによって、従来されておる議論というのは、懸念というのは解消されますよという部分に私は理があるような感じがするわけでございます。鈴木参考人、このあたりはどうお考えでございましょうか。
それともう一つこれにつけ加えて、最近アメリカでATTも含めての電気通信分野のあり方ということで、長距離と地域の垣根をなくすというような法案が新たにでき上がったようでございます。これは今の日本の進んでおる状況から、ともすると反対の方向へアメリカは行っておるような感じがするわけでございますけれども、この点についても御意見をお伺いさせていただきたいと思う次第でございます。