中川秀直の発言 (本会議)
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○国務大臣(中川秀直君) 照屋議員にお答え申し上げます。
「もんじゅ」全体の安全性の見直し及び国の安全審査や検査体制の再検討の必要性についてお尋ねがございました。
「もんじゅ」については、徹底的な原因究明を継続し、二度とこのようなことが起こらないようさまざまな角度から安全対策を講じてまいる所存であります。
また、科学技術庁としましては、今回の事故から謙虚に教訓を学び、反省し、改善すべきものは改めるということにいたしております。この中で、事故の原因究明の結果を踏まえて、設計、検査等に係る安全規制面における改善策についても必ず取り組んでまいる所存であります。
温度計の破損原因は設計ミスによるものではないかというお尋ねがございました。
これまでの調査の結果、温度計さや管の細管部が破損したのは、温度計さや管に生じた高サイクル疲労によるものと判断されております。このようなことから、この段階で断定的に申し上げるのは避けさせていただきますが、温度計の設計に問題があった可能性が高いと考えております。
いずれにせよ、現在進めている調査の結果を得て最終的に判断したいと存じます。
エネルギー研究開発に関するお尋ねがございました。
資源に乏しい我が国が後世代にわたって豊かで潤いのある社会を実現していくためには、エネルギーの安定確保が不可欠であります。このためには、省エネルギーに努めるとともに、御指摘の太陽エネルギー等の新エネルギーの開発導入に政府一体となって最大限努力をしていくことはもちろんでありますが、さまざまなエネルギーを最適に組み合わせ、総合的に対応を図っていくことが必要であると考えております。
この中で原子力は、既に我が国の総発電電力量の約三割を担い、その供給安定性や地球環境問題への対応の観点から、安全の確保と平和利用の堅持を大前提として、地元を初めとした国民の理解と信頼を得ていくことが何よりも重要であると思っております。
プルトニウム利用を含めた今後の原子力開発利用に当たっては、核燃料リサイクルの重要性を踏まえつつ、「もんじゅ」の事故の経験を十分に生かし、原子力委員会「原子力政策円卓会議」の開催等により、地元はもとより国民各界各層の幅広い御意見を伺い、これを政策に的確に反映させ、広く国内外の理解を得ていくように努力をしてまいります。(拍手)