橋本龍太郎の発言 (本会議)
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○国務大臣(橋本龍太郎君) 前田議員にお答えを申し上げます。
まず、中国の核実験に関する御意見がございました。
我々としては、これは極めて遺憾なことであり、八日、核実験を行ったとの報を知った直後、私からも談話を出し、同日、池田外務大臣から武大偉・在京中国臨時代理大使に対して申し入れを行いました。中国がこれ以上核実験を繰り返すことがないよう、また、CTBT交渉の早期妥結に貢献するように、今後あらゆる機会をとらえながら要請をしていきたいと考えております。
次に、先般、五月十三日に与党三党からいただきました「住宅金融専門会社の処理に関する申し入れ」につきましては、政府としても、その趣旨を真摯に受けとめながら最大限の努力をいたしているところであります。
なお、関係金融機関などによる新たな寄与の問題につきましては、今後とも、結果としてできる限り国民負担の軽減につながるよう、関係金融機関等の自主的かつ真剣な取り組みを促しているところであります。
また、政府としては、住専処理機構を一日も早く設立し、あらゆる手段をもって債権回収と責任追及に取り組んでまいる所存でありまして、そのためにも関係法案の一日も早い成立を心から願う次第であります。
次に、金融機関による国民負担の軽減についてのお尋ねでございました。
金融機関は、その公共性にかんがみ、すべての預金者の利益を守るために金融システムの安定性確保に努めるなど重い社会的責任があることは、議員御指摘のとおりであります。
このため、政府としては、住専問題に関する国民の皆様の御理解を深めていただく観点からも、系統金融機関を含む関係金融機関などに新たな寄与を求め、結果として国民の負担をできる限り軽減するよう努力してまいる所存であります。
次に、住専処理、金融改革への取り組みについてのお尋ねがございました。
金融は経済の動脈ともいうべき重要な役割を果たしており、景気回復を確実なものとするためにも、住専問題を初めとする不良債権問題をできるだけ早期に解決し、自己責任原則の徹底と市場規律の十分な発揮を基軸とした金融システムを新たに構築していく必要があると考えております。
政府といたしましても、そのための方策を盛り込んだ関連法案を早期に成立させていただき、住専処理や透明性の高い新しい金融行政の実現に全力を尽くしてまいりたいと存じます。
二十一世紀を見据えた金融行政の理念についてのお尋ねがございました。
これまでの金融行政に対するさまざまな御批判を真摯に受けとめながら、金融行政の手法を見直し、新しい金融システムを構築していくために、先ほども申し上げましたように、自己責任原則の徹底と市場規律の十分な発揮を基軸とする透明性の高い行政を行っていくことを基本原則としていくことが重要だと考えております。残余の質問につきましては、関係大臣から御答弁を申し上げます。(拍手)
〔国務大臣久保亘君登壇、拍手〕