橋本龍太郎の発言 (予算委員会)
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○国務大臣(橋本龍太郎君) クリントン大統領の訪日に向けまして、現在もなおその準備を続行いたしているさなかでございます。基本的に私どもは、日米両国におきまして、政治、経済、安保そしてグローバルな協力体制、各分野について両国間の協力体制というものを一層発展させていく、そうした役割を今回の首脳会談には持たせたい、そのような思いを持ちまして、こうした議論を総括しながら、その中で新しい時代における、すなわち東西冷戦終結後の現在にふさわしい日米関係というものを積極的に意義づけていきたいと考えております。
特に、日米関係のいわば基礎をつくっております日米安保体制というものにつきましては、これまでの日米の緊密な協力関係の成果を踏まえて新しいページをめくることができればと、そのような思いを持っております。
そして、その前段階において、日米両国政府は協力をいたしながら、沖縄県における基地の整理、統合、縮小というものの中で、沖縄県民に見ていただけるような成果をここでまとめ上げていくことによって首脳会談が次の時代に向けての話に入っていけるように、そんな思いで努力を積み重ねてまいりました。
本日、本委員会のお昼の休憩の時間を利しSACOの会合が持たれるわけでありまして、そこにおきまして、非常に沖縄県から要望の強かった普天間基地の、幾つかの前提をクリアいたしました後のことになりますけれども、五年ないし七年後の全面返還というものを含めました全体のパッケージを確認いたすことになろうかと思います。そうしたものを受けまして、我々は日米関係を総括すべき文書、また共同宣言等の準備に入るわけでありますが、このSACOの最終の段階における、いわゆる2プラス2における外務大臣、防衛庁長官に最後の御努力を今お願いしつつあります。
経済関係は、確かに問題がないわけではありません。しかし、これはサンタモニカでクリントンさんとお目にかかりましたときにも、経済問題で日米間を傷つけるようなことはお互いに避けようということで、それぞれの分野において精力的な話し合いを引き続いて行っているところであります。個別問題についてはそれぞれ国際ルールに従いながら引き続き解決に努力をしていくことになりますが、コモン・アジェンダの推進など日米が協力していく、そうした面に重点を置いて日米経済関係というものをも含めまして前進の場といたしたい、そのような考え方を持っております。