小杉隆の発言 (行財政改革・税制等に関する特別委員会)
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○国務大臣(小杉隆君) 社会が著しく変化していく中で、また価値観が多様化していく中で、人々の間に道義心やモラルが欠如してきたということ、そういう風潮がびまんしていることは教育行政に携わる者として大変深く憂慮しております。特に、二十一世紀を担う子供たちの豊かな人格形成ということを私はこれからの日本の社会の重要な課題だというふうに考えております。
学校の現場におきましても、今子供たちが本当にゆとりを失っている。塾通いとか、あるいはテレビとか情報化の進展によって本当に余裕がなくなっている。子供自身も非常に忙しい思いをしている。そこで、もう少しゆとりある教育というようなことで学校五日制ということも始まったわけでございますが、それとあわせて、教育現場のみならず、片山委員が今御指摘のとおり、これは家庭も社会もそのような学校外の教育環境の整備に努力をしなきゃいけないと思っております。
子供の人間形成の行われる最初の場である家庭の役割というものは非常に重要であります。最近、家庭の教育力というものが非常に低下しております。母親も父親も忙しい。そこで、私は先般、日経連の会長にお目にかかりまして、もう少し父親が家庭教育に参加できるようなそういう環境づくりをしてほしいと、こういうことを要請してまいりました。
それと、特に私は、家庭教育、社会教育の中で大事な要素を占めておりますのはマスメディアだと思います。子供たちが最近テレビや新聞に接触する時間が非常に多くなっておりますし、マスメディアの皆様に対しましても、私は、大きな人間形成に対する影響から考えましても十分な配慮をお願いしたい、こういうことを痛感する次第でございます。