太田昭宏の発言 (決算委員会第三分科会)
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○太田(昭)分科員 その問題、具体論に入りますけれども、民間の方でも非常に努力をしている、私はそう思うのですね。
では、どうやったら古紙の利用がふえるのか。紙の生産は、九六年三千万トン。その中で古紙は千六百万トンぐらい使われているわけなんですが、特に印刷情報用紙が千五十六万トン、これだけ生産されている。しかし、古紙の混入率というのは一七・七%にすぎない。結局、生産という面から見ると、段ボールなどの板紙には多く使われているが、印刷情報用紙になかなか使われていない。この一千万トン、ここにどれだけ使われるかということが一つのポイントだろうというふうに思いますね。
それから、古紙の種類ということからいえば、いわゆる牛乳パックとかあるいは製本会社で断裁した切りくずなど、いわゆる上物が使われている。今局長のおっしゃったとおりです。それが、段ボールの古紙とか新聞とかあるいは雑誌が敬遠されないで使われていくという方策をどうやってとるのかということが一番の焦点だろうと私は思います。
二つ申し上げますと、一つは、現場で聞いてみると、残本雑誌は板紙にしかならないと頭から決めてかかる必要は全くない。例えば、今本屋さんが非常に少なくなっている。かなりコンビニとかそういうところに本が出ている。大体同じ種類のものが同じように残本雑誌として出てくる、全部とは言いませんが。そういうような、本なら本がどういうふうに戻ってくるかということを考えると、戻るようなそういう本に背のりのカットとかバーコードに紙生産者名を入れさせるなどの努力をしているというところも随分あるみたいですね。
ですから、全部それを使うというのじゃなくて、今の本というのがどういう経路で新しい流れになっているかというようなこともよく受けとめて、あるいは脱墨によって、板紙に回る残本雑誌を印刷情報用紙として再生する方法というようなことも研究されているわけで、その辺のところに焦点をある程度合わせてやる必要があるし、そして返ってくる残本雑誌についてはある程度統一されているわけですから、それをどういうふうに回収していくかという努力というものが一つの大きなポイントだろう、こう私は思いますが、どうですか。