鉢呂吉雄の発言 (石炭対策特別委員会)
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○鉢呂委員長 これより会議を開きます。
石炭対策に関する件について調査を進めます。
先般、三井三池炭鉱の閉山問題に関する実情調査のため委員派遣を行いましたので、派遣委員を代表して、私がこの席から調査の概要を御報告いたします。
派遣委員は、私、鉢呂吉雄を団長として、金子原二郎君、原田義昭君、渡辺具能君、渡辺博道君、古賀一成君、島津尚純君、高木義明君、山本幸三君、小平忠正君、吉井英勝君、中西績介君の十二名であります。
派遣日程は、二月二十五日、二十六日の二日間であり、二十五日、本会議終了後九州に赴き、翌二十六日、荒尾市内の荒尾総合文化センターにおいて、荒尾市、同議会及び同商工会議所、熊本県及び同議会より現地の実情、要望等を聴取いたしました。
次いで、三井石炭鉱業株式会社、三井鉱山株式会社から、三池炭鉱の現況を説明いただくとともに、去る二月十七日に同社労働組合に提示されました閉山提案の概要を聴取いたしました。
その後、大牟田市に移動し、同市の商業の中心地区である築町及び銀座通り商店街を視察し、商店街の皆様方から地元の実情を伺い、また、大正町一丁目再開発予定地を視察いたしました。
次いで、同市内の大牟田文化センターにおいて、大牟田市、同議会及び同商工会議所、高田町、回議会及び同商工会、大和町、同議会、同商工会よりそれぞれ現地の実情、要望等を聴取いたしました。
さらに、三池炭鉱新労働組合、三池炭鉱職員労働組合、三池炭鉱労働組合、また福岡県及び回議会より実情、要望等を聴取した後、記者会見を行い、帰京した次第であります。
次に、調査の結果について報告申し上げます。
詳細については、別途報告書を提出しておりますので御参照いただくこととし、ここでは、私ども派遣団に対する主な要望等について申し上げます。
閉山をめぐる概況等につきましては、去る二月二十日の委員会において政府から説明がなされておりますが、二月十七日に三井石炭鉱業株式会社から同社労働組合に対して、三月三十日をもって閉山する旨の提案がなされておるところであります。
まず、今般の三井三池炭鉱の閉山問題につきまして、福岡県及び同議会、熊本県及び同議会より、地域の基幹産業である石炭産業を失うこととなった場合の地域経済活動への影響等に対する懸念が表明されるとともに、雇用対策における親会社等の雇用確保に対する指導の徹底、職業相談、職業訓練等についての地元での体制強化、地域振興対策等における財政支援等の要望が出されました。
次に、各自治体、議会及び商工会議所等からの地域独自の特徴ある要望点につきまして申し上げます。
荒尾市からは、地域活性化対策として、九州国際空港の荒尾・大牟田沖への誘致についての要望が出されました。
次に、大牟田市からは、物流機能及び広域的ネットワーク整備につき、三池港港湾整備についての財政支援の要望が出されました。
高田町、大和町からは、それぞれ、地域の基幹産業である漁業を振興するための有明海海底陥没の完全埋め戻し復旧等への配慮の要望が出されました。
また、労働組合関係者からは、炭鉱が閉山となった場合の雇用対策につき、地元企業等への雇用の拡大、黒手帳、緑手帳の発給条件の緩和及び従業員の住宅の確保等、切実な要望が出されました。
また、これらの要望等について、各委員の皆様からは、会社側に対し、離職者対策等についてより一層の努力を求める等の発言がなされました。
私どもといたしましては、このたびの現地調査において、地域の基幹産業を失うこととなる現地のまことに厳しい実情に触れ、三井三池炭鉱が閉山するに至った場合において、炭鉱離職者の再雇用対策を初めとする地域振興対策等の実現を図るめ、より一層力を尽くしていくべきとの認識を強めてまいった次第であります。
以上、御報告を終わります。
お諮りいたします。
委員派遣報告書につきましては、これを本日の会議録に参照掲載することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕