三塚博の発言 (大蔵委員会)
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○三塚国務大臣 社会資本の問題、孫子の代に立派な国土を残そうという政治の基本的理念は理念として理解をします。
しかしながら、累積する債務が、先進七カ国の中で我が国が最大の累積債務を抱える、こういうことになる。累積債務の元利償還で首が回らなくなった実例は、国鉄分割・民営をやることによってスタートを切り直さなければならぬという先訓がございます。国家財政も決して盤石ではないわけでございまして、そういう点からいいますと、時に歯どめをかけながら健全財政体質に移行する努力をしなければならない。お互いがそういう気持ちを持ちながら財政運営、予算運営をしてきたと思うのでございますが、危機的状況が深刻になってきた今日であります。アメリカにしても、あれだけ繁栄を謳歌しながら、財政構造改革、健全化に向けての深刻な努力にスタートを切っております。また、他のヨーロッパ諸国も同様であります。我が国も、気構えはそういうことで平成九年の予算編成に当たった。ひとり我が国が先進七カ国の中において財政構造改革を傍観しておるなどということになりますと、信頼を失うことになります。
先憂後楽という先人の言葉があります。政治の原点の一つでありますけれども、今日我々は後世代のために辛抱するときは辛抱し、そして予算の執行は優先順位を決めて、全国一律ではなく、必要なところには必要な予算を計上していくという基本論を確かなものにしていくということで、国民各位の理解も得られますし、財政構造改革の道筋も着実に進むのかな、こう思っております。