武藤敏郎の発言 (大蔵委員会)

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○武藤政府委員 景気対策か財政再建かというお尋ねでございますけれども、まず、我が国の経済の見通しについて、私どもなりの考え方を申し述べさせていただきたいと思います。
 御承知のとおり、設備投資あるいは住宅建設、個人消費等の主要な需要項目を見ましても、テンポは緩やかではありますけれども、堅調に推移しているというふうに思っております。まあ雇用情勢に若干の厳しい状況がありますが、これも基本的には改善の動きが見られるということで、私どもといたしましては、これからの我が国経済は、民間需要中心の自律的な景気回復の軌道にあるというふうに考えておるわけでございます。
 御指摘のとおり、確かに消費税の引き上げなりあるいは臨時減税の継続をしないというようなことは、経済に対しましてそれなりに影響を与えると思います。したがいまして、来年度の前半におきましては、例えば消費税引き上げの、その前におきます駆け込み需要の反動減というようなことも考えられるわけでございますので、来年度の前半におきましてはそういう影響があると思いますけれども、今申し上げました民需の底がたさから考えまして、年度の途中からはまた回復軌道に入っていくというふうに基本的に考えておるわけでございます。
 そこで、財政改革の重要性については、これはまた別途、場合によりましたら担当の方からお答えがあるかと思いますけれども、我が国のこの財政の危機的な状況というものを考えますと、やはりこのままではそもそも経済成長にも悪影響があり得る。これは、欧米諸国におきましても、基本的に同じような考え方の上に立って、むしろ景気対策のためにも財政赤字の削減が不可欠というのが共通認識になっているということが結論だろうというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 武藤敏郎

speaker_id: 32007

日付: 1997-02-21

院: 衆議院

会議名: 大蔵委員会