尾原榮夫の発言 (予算委員会第二分科会)
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○尾原政府委員 今回の酒税法改正は、十一月一日のWTOのパネルにおきまして、しょうちゅうとウオツカは同種の産品である、しょうちゅうとウオツカを除いた蒸留酒は直接競合・代替産品であるとされたわけでございます。さらに、しょうちゅうとウイスキー類との税率の格差はデ・ミニミスのものとする。WTOのこれまでの協定の例から見ても、このデ・ミニミスは数%の範囲のものと考えられたわけでございます。
それで、具体的な改正案の作成につきましては、特にこの問題が英国を初めEU等から指摘されてきたという経緯もございます。EU等の関係当事国の感触も探りながら検討を行ったところでございまして、その結果、しょうちゅう及びリキュール類の税率を現行のスピリッツ類の水準まで引き上げる。アルコール分一度当たりの税率を同じものとする。また、これらの酒とウイスキーとの税率格差をデ・ミニミスの範囲、これを一・〇三倍といたしましたが、に縮小するため、ウイスキーの税率を引き下げるというふうになっているわけでございます。
恐らく、先生の今の御質問は、しょうちゅうを上げずに全部下げてみたらどうかというようなお話かと思います。何分にも、酒の税収といいますのは二兆円をなすものでございます。さらに、酒の税金といいますのは、いろいろな種類のお酒が含まれておりまして、その体系のバランスをとることも重要でございます。等々、いろいろ勘案した結果、今提案している案を御提示申し上げているところでございます。