小川勝也の発言 (建設委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○小川勝也君 これは私の個人的な感想でございますが、私が生まれたのは北海道の田舎で、人口五千人の町でございます。私も今たまたま紀尾井町の参議院の宿舎に住んでおります。確かに都心の生活というのは便利であるいは刺激的で非常にいい面もありますが、昭和四十三年に建った老朽化した二Kでございます。その辺の問題は置いておいて、都会の生活だからすべて満ち足りているということは私は逆に思いたくないわけでございます。そして、北海道であるならばこんな面積に住めるのに東京ならばこんな小さい面積ということも往々にしてあるわけでございます。
私は北海道の地元に帰ったときにも逆のことを申し上げたことがあります。私は、建設大臣を中心に北海道に公共事業をたくさん持ってきていただくのは大変うれしいことだけれども、それはどこから集まった税金かなというふうに考えると、東京に働く人たちが夜も寝ないで働いて、朝五時に起きて二時間通勤する人が日本の企業戦士として税金を払って、それが北海道の人口まばらなところにも来るんだよと。今からは、北海道だけすべていいことを持ってこいというんじゃなくて、東京のサラリーマンや東京に暮らす人たちのこともこれからの政治は考えていかなきゃいけないなどということを生意気にも申し上げたことがございます。東京に住んでおられる方が幸せか否かという問題は別にいたしまして、私は政治というものは幸せな人がいたらその幸せにほかの人を近づけるのが政治だと思っているわけであります。
先ほど大臣のお話をお伺いしますと、私の聞き間違いでなければ、東京に住んでいる人は職住接近で幸せなんだ、よそから来る人もその幸せを味わう権利があるんじゃないか、これはなるほどの理論でございますけれども、そのときの担保というのは、そこに住んでおられる方の幸せの半分にする、これであっては私はならないと思うわけでございます。
そして、今回の法律でございますけれども、この容積率六〇〇%、これは私は住んだこともありませんし見たこともありませんのでわかりませんけれども、私はこの容積率六〇〇%という住環境は人間にとって心から安らげる場所ではないんじゃないかという懸念を持っております。
そして、あえてもう一つ言わせていただきますと、この東京という場所にいろんな仕事の都合があるということで東京の周りに人を住まわせなければならない、これはいわゆる高度経済成長の発想じゃないかなというふうに僕は思いますし、もう一つ言わせていただくと途上国の発想じゃないかなというふうに思わせていただきます。だから、東京に住んで、そこから仕事に行った方が効率的だから、今まで三百人住んでいたところをもう少し詰めてあと三百人住まわせようと、こういう国家的な戦略を持ってしまうわけなのでございますけれども、じゃここをちょっと聞いてみましょうか。六〇〇%というのはどういう住環境なんでしょうか、住宅局長。