大脇雅子の発言 (国際問題に関する調査会)

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○大脇雅子君 社会民主党の大脇でございます。
 お二人の先生から示唆に富むお話をいただき、心から御礼申し上げます。
 プラサート先生は、昨年、東南アジア諸国を訪問した国際問題調査会のメンバーによる海外派遣議員団に対して次のような発言をなさいました。
 我が国のODA大綱の中に、経済社会発展の恩恵を余り受けていない社会層に重点を向けるということを経済協力の理念としてはっきりと入れるべきではないかと。きょうも市民社会への貢献で援助の哲学というものをしっかり持ってほしいと言われました。また、リム先生も、環境とかインフラの整備ということで、明快な人権のスタンスを持ったODAというものが必要だと言われました。
 私もフィリピンの人たちと話したときに、例えば大きいはしご車よりも小さな町々にポンプ車を、そして、大きな病院よりも各地域に小さな診療所をという要望を受けました。NGOも支援をしているけれども、最後はピープルズオーガニゼーションというんですか、POの自立の支援というものを視野にして、まさにそこに生きるODAをというサジェスチョンを受けたことがございます。それで、具体的にいわゆる日本の顔が見える二十一世紀の技術協力のあるべき姿について、お二人の先生にお尋ねをしたいと思います。
 もう一つは、今おっしゃいました日米の安保条約というものと、いわば対等な形で多国間安保の方に軸足を移すべきではないかという御意見がありました。
 私はやはり、例えばCSCEが果たしているような議員のフォーラムというか会議というものがアジアにできないかと。そうすれば、いわゆる人権概念とかあるいは民主主義とかさまざまなアジアの問題に関しても対話のいわゆる基盤整備の中で信頼醸成ができていくのではないか。そして、各国がその自立と連帯という考え方でアジアの新しいそうした関係というものの構築ができるのではないかというふうに考えているものでございます。
 この点について、いわゆるアジア版CSCEのような議員レベルにおけるそうした対話の可能性というものの構想について御意見を、コメントをお尋ねいたしたいと思います。

発言情報

speech_id: 114014308X00419970303_014

発言者: 大脇雅子

speaker_id: 18926

日付: 1997-03-03

院: 参議院

会議名: 国際問題に関する調査会