橋本敦の発言 (選挙制度に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○橋本敦君 それでは次の問題に移りますが、第一勧銀の事件が本当に重大な事件になってまいりました。
この問題に関連をして私が注目をした記事は、朝日新聞の記事なんですが、この朝日新聞によりますと、こう言っております。
第一勧銀の頭取らの参考人質疑の後、「追及を聞きながら、胸を張って批判できる政治家は何人いるだろうか、という思いにとらわれた。総会屋へのルール違反融資は重大である。ならば、政党への無担保融資はどうなのか。」。
少なくとも自民党について言いますと、「一九九〇年の総選挙を前に自民党は都市銀行九行から百五十億円の協調融資をうけた。業界を取りまとめたのが全国銀行協会連合会の会長を務めていた宮崎氏だった。自民党側は当時の小沢一郎幹事長。」、「翌年には返済される約束だったが、いまだ完済されていないという。」、「更に九三年には百億円の追加融資を受け、こちらも約八十億円がまだ残っている、」。
こういうことを指摘した上で、「約束通りに返済されない相手に十分な担保もなく融資することは、金融の鉄則から外れる。」、これは当然のことで、「自民党という権力が企業のルールをゆがめた。応じた銀行も悪いが、ゆがめた政党の責任はどうなのか。」、こういう糾弾がなされているわけですね。
私は、第一勧銀という問題について国民の怒りが大きいときに、これは本当に考えるべきだと思います。
最新の九五年度の政治資金報告によりますと、自民党は都市銀行九行に百二十億七千万円の借入金がありますが、勧銀はそのうち十四億八千万円。
これだけ第一勧銀からお借りになっているわけです。あの銀行からこれだけお借りになってそのままでいいだろうか。しかも十分な担保もなしにということで、庶民から見るとこれはやっぱり問題だと思うんです。
私は、自治省に届け出られております八六年から九五年の十年間における毎年の業界団体、政治団体を除く単一の企業からの自民党の政治資金団体である国民政治協会への寄附のベストテン、これを官報及び収支報告書から調べてみましたが、驚くべきことに、第一勧銀はこの十年間で献金順位の第一位が六回、それから第二位が三回、三位はわずか一回。総額七億四千万円ですが、国民政治協会のトップクラスなんですね。
第一勧銀からこれだけの過大な献金を政党が受けているという問題、大蔵省の有司もごまかすというあの勧銀、総会屋との黒い癒着、こういったこと等を考えてみますと、橋本総理はあの住専のときには、主要母体行から寄附を受けることで手かげんをしているように思われると仕事がうまくいかないと、こうおっしゃって自粛を表明されたんですが、第一勧銀からこれだけの大きな献金を自民党の国民政治協会が受けていらっしゃるという問題については、私は厳しく反省をしていただく必要があるのじゃないか。そして、公益企業である銀行から政治献金をもらうということは、できれば政党は思い切って自粛するということをこの際はっきりする必要があるのではないか、こう考えておりますが、最後に自治大臣の御見解を承って質問を終わります。