楢崎泰昌の発言 (大蔵委員会)
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○楢崎泰昌君 きょうは、関税定率法の一部を改正する法律案について質疑をしたいというぐあいに思っています。今回の定率法等の一部改正の中で何点かあると思いますが、その中で関税手続の簡素化ということで税関に申告する仕様書等についての簡略化の条項が盛り込まれているように思います。
それで、税関の手続を簡素化するあるいは輸出入の申告の時間を短縮するというのはいろいろな観点はございますでしょうけれども、全体として手続が簡素化されれば、例えば港湾の国際競争力が増してくる等、我が国経済にとって望ましい結果を与えるものと思っているんです。よく税関の入管申告手続については、手続時間がかかり過ぎるんじゃないのと、あるいはもう何日も待ったけれども全然やってくれないとか、いろんな不平が出ているように思います。
いずれにしても、税関は効率化することが現在において緊急の課題の一つであるというぐあいに思います。私は、いわゆる税関で行う輸出入の申告の処理というものには、税関で行う申告書の処理と、それから他省庁が外国から我が国に通させた貨物で国内法に照らして適合性があるかどうかということを検討するためのいろんな手続があるように思っています。
先般、昨年の九月だったでしょうか、大蔵省が通関手続についてどの程度の時間を要したかということを発表されました。私はそれを見て大変びっくりしたんですけれども、その調査結果によると、申告から貨物の輸入許可までに要する時間は、この種の調査は継続的に行われているようですけれども、平成三年には申告から許可まで二十六時間かかっておるんですね。ところが、最近の調査である平成八年には約十時間に短縮されている、半分以下になっているということで、それなりに迅速化が行われているなという印象を受けているんです。今申し述べたのはいわゆる海上貨物の話でございまして、航空貨物はこれまた非常に迅速にやっておられるように思います。同じく平成三年は二・三時間、そして平成八年には一・八時間、申告から輸入許可まで非常に迅速化されているような資料でございまして、私は大変感服をしております。
しかし、それなりに詳細に調べていくと、全体の時間が短縮される中にあっても物によっては大変時間を要しているものがあります。これも調べてみると、いわゆる通関の難関四天王というのがありまして、その難関をもって誇っているわけじゃないでしょうけれども、時間がかかっているのが一つは食品衛生法であり、一つは植物防疫法であり、一つは家畜伝染病予防法であり、一つは薬事法の検査対象となる物件については、非常に多くの時間がかかっているように見えます。
そこで、税関は、やはりいろいろな国内法規がございますから他の省庁の手続が終了していることを最終的に確認しないと輸入許可が出せないということになるんだと思いますが、きょうは厚生省と農水省から御出席願って御説明を承ろうと思っておりますが、例えば食品衛生法に関連するものというのは大体五〇%ぐらいは所要時間が非常にかかっているというぐあいに聞いておりますが、実情はいかがでしょうか、厚生省。