守住有信の発言 (逓信委員会)

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○守住有信君 生の声で行政当局がお聞きになったと思います。当然前からの論議の中でもそういう考え方が政府側から出てはおりましたけれども、現実のスピーディーな処理の問題ですから、いろいろ会計制度から原価から何からいろいろな作業を的確に、官庁会計じゃありませんので、民間企業の株式会社の会計だから、その点もよく踏まえて迅速に対処できるように、特に私からもお願いを申し上げておきます。
 それからもう一つ、私が関心のあるのが、やっぱり国際的な戦略で海外へ、国際通信へという大きな戦略がある、こうとらえております。
 昔を思い出しましても、郵政省におったころ、まず私は中国だった。これはKDDだ。当時、まだ日中国交回復ができる前ですから、中国の郵電省は帝国ホテルに来ておった。私も何回も行きまして協議しました。そして、当時は外務省は反対だったんですよ。そのとき私は郵政省設置法を持ち出した。郵政大臣の任務と権限、第四条。そこには、郵政大臣は国際電気通信協定を承認することを得るとはっきり明文があります。
 したがって、外交があろうとなかろうと、これは松前先生のお父様の哲学を私は受けておる。国境があろうとなかろうと、言語が違おうと人種が違おうと政治体制が違おうと、通信は世界を結ぶ、こういう教育を若いころ受けておりましたので、直ちに外務省とやり合いました。外務省は入れない、郵政大臣固有の権限だと。したがって、郵電省も外交部を入れるなと。そして郵電大臣、中国はプライドの国ですから、権限を上海電信局長におろしなさい、上海電信局長とKDDの社長が海底ケーブルの敷設を協定する。向こうも立派ですよ、金は半分出すと。日本も半分出す、KDDも。それで、技術がないからこれはKDDにお願いしますと。
 じゃどこで陸揚げするかということで、私最初は沖縄と。ところが、沖縄はアメリカの最大の軍事基地だ、とんでもないという反対で、ならどこだ。向こうは長崎と言ったんですよ。上海と長崎の長い歴史的な貿易交流を念頭に置いておる。ところが、長崎の海の下は、KDDが調査してくれた、岩礁がぎざぎざなんだ、だめ。メタリックのケーブルですから、干満の差で動きますから傷がつく。そこで、天草だといって、自分のふるさとの天草と上海と陸揚げしてということから日中間のあれは始まりました。
 ただ、私が残念なのはその後なんです。ケーブルを結んで国際回線をただつくればいいというのがKDDのあれだ。やっぱりNTTだ。国内網の整備、電子交換機だってアナログでもうおんぼろ、回線も少ない。それで、中国とも何回もその後人民大会堂とかあちこち行ってやり合ってきましたけれども、中国の共産党の中央委員の面々と郵電大臣以下。
 そこで、私が思いますのは、NTTは、NTTインターナショナルというのをいち早く使っておられる。私はロンドンに行った、パリに行った、あちこち行った。インドネシアも行きましたよ。ところが、ちゃんとNTTインターナショナルという形でブランチがおるわけだ。KDDの事務所もありますよ。ただし、一方にはNTTインターナショナルがおるんだな、小人数だけれども。そして情報屋、パイプ役をやっておった。
 そこで、NTTインターナショナルというものの今の状況、通信事業をやっておるわけじゃないですから、相手の国の国内のいわば通信の基盤整備の援助もやっておられると思いますので、その辺のところを。まず、国際の問題をやる前にその根っこのNTTインターナショナルの今までの仕事、これをちょっといろんな角度から御説明いただきたいと思います。

発言情報

speech_id: 114014816X01519970612_007

発言者: 守住有信

speaker_id: 7127

日付: 1997-06-12

院: 参議院

会議名: 逓信委員会